TEL:050-1746-5247。お気軽にお電話ください。

最強配送ラベルとは?楽天市場での成功のカギと対策法

ネットで買い物をするとき、商品そのものの魅力や価格に加えて「いつ届くか」という点を意識する方は多いのではないでしょうか。同じような商品・同じような値段であれば、少しでも早く届くほうを選ぶということも珍しくありません。楽天をはじめとした大手モールでも配送スピードを重要視する傾向はますます強まっています。
初稿:2024/8/18
追記:2024/8/23

Yahoo!ショッピングの最強配送ラベル=優良配送とはどのようなものかを解説

配送品質向上制度と最強配送レベル

2023年1月に開催された楽天新春カンファレンス2023において、配送品質向上制度の導入が発表されました。配送品質向上制度とは、配送に関する一定の基準を満たす場合に「最強配送」のラベルを付与する制度です。

最強配送ラベルはさまざまな箇所に表示されます。上記のスマホ版の検索結果画面では、商品画像サムネイルの下に最強配送のラベルが表示されています。赤いラベルは目立ちやすく、存在感があります。

楽天市場のヘルプページに掲載されている「【最強配送】よくあるご質問」では、Rakuten最強配送の3つの特徴として下記の3点が挙げられています。

1、今日注文すると明日届く
2、お届け日時を選べる
3、送料がわかりやすい

最強配送ラベルを獲得するメリット

最強配送ラベルがついていると、そうでない商品と比べて検索結果画面などで目立ちやすく、お客様の流入が増えると考えられます。最強配送ラベルは2024年7月に導入されたばかりですが、目立つラベルが表示されていることで「他のものより良さそう」という印象を与え、差別化に繋がります。

また、楽天RMS上でも「検索順位決定要素の1つ」とはっきり名言されている事から検索スコア上昇は確実です。

検索順位という点でも、最強配送ラベルはプラスに働くでしょう。検索に対する影響・効果は明確にはされていませんが、楽天が推進・導入した制度である以上、何らかの形で順位に加味されていると考えるのが自然です。

最強配送ラベルは配送に関する厳しい条件を満たした場合に付与されるため、ラベルの獲得はお客様の満足度に繋がります。商品が早く確実に届く安心して購入できるショップとして信頼感も高まるでしょう。

最強配送ラベルを獲得するには

最強配送ラベルの対象となるには、4つの条件をすべて満たす必要があります。

SKU対応

2023年にスタートした楽天SKUプロジェクトについては、これまでに当サイトでも解説してきました。SKUプロジェクトによって楽天市場ではカラー・サイズといったSKU単位での商品管理が可能となり、複数のSKUを持つ商品を一つのページ上で表現することが可能になっています。

SKUプロジェクト移行後、180日以内に必須商品属性を設定することが求められていますが、この対応が完了していることが最強配送ラベル獲得の1つめの条件です。

必須商品属性が未設定のままだと、商品データの更新が行えなくなります。逆に言うと、商品データを更新する必要がなければ必須商品属性を未設定のままにしておくことも可能ですが、その場合は最強配送ラベルを獲得することはできなくなります。

お届け日表示機能

お届け日表示機能とは、配達日時を指定可能な商品について、SKU単位で発送元住所と出荷リードタイムを登録することによって配送の最短指定可能日を表示する機能です。

お届け日表示機能に対応済の商品は、上記のように「◯月◯日までの注文で最短△月△日にお届け」と表示されます。従来の「通常2〜3営業日以内に発送」のような表示と比べて、お届けの目処がより具体的に分かりやすくなっています。

お届け日表示機能への対応は、最強配送ラベル獲得の2つめの条件となっています。

4項目の店舗基準

3つめの条件として、4項目の店舗基準をすべて満たす必要があります。

店舗基準1)納期の遵守率96%以上
2)6日以内のお届け件数80%以上
3)出荷件数が月100件以上
4)出荷無料ライン(送料込みライン39ショップ)の導入

なお、「2)6日以内のお届け件数80%以上」に関しては例外が設けられています。発売日が未来の商品や名入れ・オーダーメイド商品、バレンタイン・母の日・おせちなど8つの季節イベント商品に関しては、80%以上を算出する際の母数から除外されます。

3項目の商品基準

最強配送ラベル獲得の4つめの条件は、3項目の商品基準をすべて満たすことです。

商品基準1)365日いつでも出荷が可能 ※年末年始・月1回の休業日は除外
2)午前の注文は「翌日お届け」可能
午後の注文は「翌々日お届け」可能
※土日祝は翌日お届け締切を最短午前9時に設定可
3)日付指定が可能 ※追跡可能メール便・追跡可能メール便(特定送料)は除外

商品基準は商品単位での判定となり、SKU対応・お届け日表示機能への対応・店舗基準を満たしたうえで商品基準を満たした場合、翌日〜翌々日配送が可能なエリアのお客様に対して最強配送ラベルが表示されます。

例えば、九州からの出荷で本州へは翌日〜翌々日の配送が可能だが北海道は不可の場合、本州のお客様には最強配送ラベルが表示されますが北海道のお客様には表示されません。

最強配送ラベル獲得への課題と対応策

獲得すればメリットの大きい最強配送ラベルですが、全ての条件を満たすのは負担が大きいと感じる方も多いかもしれません。特に商品基準として求められている部分は、人員確保や物流コストが悩ましい問題となります。売れ筋商品のみ外部委託するなど最善のバランスを探り、利益率を確保しながら最強配送ラベルの獲得を目指しましょう。

外部倉庫に委託する

最強配送ラベル獲得を目指すうえで、365日発送がネックになるケースは多いです。自社が土日休みの場合、土日の対応が可能な外部倉庫への委託をぜひ視野に入れてみてください。

EC物流代行を行う会社は多数あり、対応範囲や費用・冷凍冷蔵品の可否などさまざまな点で違いがあります。委託範囲の調整が柔軟に行えるかというのもひとつのポイントになるでしょう。

楽天スーパーロジスティクスを利用する

楽天出店者向けの物流アウトソーシングサービス「楽天スーパーロジスティクス(RSL)」を利用するのもひとつの方法です。一連の物流業務を一括委託できることに加えて、365日出荷が可能なため最強配送ラベル獲得の観点でも有利です。

ただし、受注管理システムの導入が必要になる点と冷凍・冷蔵品に対応していない点は注意が必要です。

自社で土日祝日の発送に対応する

外部委託せず自社で対応するという選択肢ももちろんあります。ただし、人員確保のためのコストは無視できません。外部委託する場合のコストとの比較、最強配送ラベル獲得のメリットとの比較を慎重に行う必要があります。

楽天最強配送ラベルの速さについて: 必要なのは誰ですか?

日本のEC市場では、Amazonに象徴される「即日配送」が一種のスタンダードとして浸透しています。しかし、すべての商品にこの即時性を求めることが本当に必要でしょうか? 特に、日本の物流状況や労働力不足、さらには持続可能な開発目標(SDGs)との調和を考えると、このような配送戦略は疑問を投げかけられるべきです。

多くの消費者にとって、配送速度は購入決定の一因であるものの、全ての商品で急ぎ足で届ける必要があるわけではありません。たとえば、緊急性が要求される商品やサービスでは速さが価値をもたらしますが、そうでない商品も多いはずです。

楽天市場やYahoo!ショッピングなど他の大手ECプラットフォームも、Amazonに追随する形で即日や翌日配送を強化していますが、この流れは必ずしも全ての業者にメリットをもたらすわけではありません。実際には、速さを求める市場の要請によって、多くのEC事業者が無駄なコストを負担し、複雑な物流を強いられています。

では、私たちはどのようにしてこの流れを見直し、より合理的な配送戦略を考えることができるでしょうか? エココンシャスな消費者が増えている今、配送の速さだけでなく、環境への配慮やコストパフォーマンスを考慮したサービス提供が求められています。

この問題に対して、EC業者と消費者双方が新たな価値観を共有し、持続可能で利便性の高いショッピング環境を目指すべき時が来ています。

楽天 最強配送とは 楽天最強配送ラベル対応の実情報告 24/08/22

楽天 最強配送とは 今後楽天が本気で配送に対するスピード感を上げる為の布石であり今後ますます加速していくことは間違え有りません。また影響度について具体的な発表はしていませんが楽天EC界隈では検索スコアへの影響は今後高まる事は間違えないという話も聞こえてきますし、必然的にそうなることは確実であるとみています。検索スコアの重要度があがれば当然検索順位が上がりやすくなり、今まで以上にアクセスや売上も上がる事は間違え有りません。但しここでのポイントですが、単に最強配送ラベルを対応したからといってすぐに売上があがるという訳ではないです。基本的に今まで通りの検索スコアの重き付けが変わるだけなので、商品売上・単価・レビュー・アクセス等の基本的な部分の向上を図る事は進めておかないと最強配送ラベル取ってもあがらないじゃん・・とぼやく事になりそうです。

では、弊社では8月2日から最強配送ラベルへの対応を全国的に実施し(Yahoo!ショッピングの優良配送対応と同時に)現在沖縄・北海道を除く最強配送ラベル表示に成功しました。現段階で20日程立ちますが、広告費用は前年より同日より80%以下、その他新商品や特売等の昨年ほぼ同様のプロモーション展開状態での売上進捗は前年比170%程とかなり良い推移です、また検索順位についてもこの時期に売れるギフト系商品が特定ワードで上位化を果たし売上が続伸(通常平均単価より高い商品)したことで順調な推移となっています。但し、30日審査条件である365日営業部分で、20日間の間で休日を4日程設定してしまった(Yahoo!ショッピングと同様の設定にしてしまった)事で、条件外になりそうなので、9月1日からは、最強配送ラベルからは残念ながら外れそうです。ただこの20日程の経験値ではかなり期待感が上がる事は間違え有りませんので、今後も推移を見守りつつ9月は捨てて(汗)10月以降の年末に向けた対応に向けた仕込みをしっかりすべく9月は準備期間に(勝手に切り替える)していこうと思います。

最強配送ラベルとは?楽天市場での成功のカギと対策法 まとめ

楽天の最強配送ラベルは、2024年7月に導入された新しい制度です。配送に関する一定の基準を満たした商品には検索結果画面や商品ページなどで最強配送ラベルが表示されます。獲得には、SKU対応・お届け日表示対応・店舗基準・商品基準の4つの条件を満たす必要があります。特に、365日出荷や翌日お届けなどの商品基準がネックになりがちですが、その場合は外部倉庫への委託やRSLの利用も検討するとよいでしょう。

楽天の最強配送ラベルも勿論ほしいし狙いたいけど・・商品登録がまだおいついてないんだよね~って店舗様そんな時は商品登録代行 商品登録外注 の商品登録ドットコムへお任せください。楽天市場への新規商品登録・楽天商品属性代行・カタログ等からの移行商品登録なども対応可能です。お気軽にお問合せください。

お問い合わせはこちら

tel:050-1746-5247

関連記事

商品登録のお見積もり大公開中 商品登録事例 EC関連用語ディクショナリー 特集記事一覧 Eストアー ショップサーブ ビジネスパートナー正規代理店
ページ上部へ戻る