楽天市場でショップを運営するうえで楽天市場商品登録は不可欠です。地道な作業ではありますが、お店づくりの基礎となる大切な工程なのでコツコツ正確に行いましょう。基本的な登録項目や機能趣旨を理解ししっかり攻略してください。
この記事では、楽天市場の商品登録について、基礎的なところから解説します。
※楽天市場 商品登録について 基礎編 2023年度版はこちから
ページコンテンツ
楽天商品登録の概要
楽天市場の商品登録は、RMS(店舗運営システム)の画面を通じて行います。RMSには商品登録含む店舗構築のほか、以外にも受注管理やメール配信・データ分析など店舗の運営に関わるさまざまな機能が用意されています。
商品登録画面への行き方
まず、RMSにログインします。ここではR-Loginを使ってログインします。
共通IDとパスワード、つづけて、楽天市場個人IDとパスワードを入力し「ログイン」をクリックします。作業者が分かれる場合や外注への依頼などでは、追加でアカウントを追加して個人情報や売上情報などにアクセスできないようにする事も可能です。
RMSにログインできました。
商品登録は、RMSメニューの「店舗設定」−「1 商品管理」から行います。
商品を1件ずつ登録する場合、「商品ページ設定」をクリックします。
「商品個別編集機能」の「商品個別登録」をクリックします。
商品個別登録画面が開きました。この画面で商品情報を登録します。
商品個別登録画面の内容
商品個別登録画面には、大きく分けて下記の5つの入力欄があります。
・商品基本情報
・商品ページ情報
・商品登録情報
・項目選択肢別在庫用
・商品別ポイント変倍情報
それぞれの情報の詳しい入力方法は、以下で解説します。
各項目の入力方法
商品基本情報
非常にたくさんの入力欄がありますが、システム上入力必須なのは「商品名」と「販売価格」の2つです。それ以外の項目は、必要に応じて入力するという考え方で基本的にはOKです。
ただし、「商品管理番号」と「商品名」については、入力ルールや方向性を予め決めておくことをおすすめします。
■商品管理番号
「商品管理番号」は、楽天市場以外でもショップを運営し、在庫を共通管理する場合に重要になってきます。楽天だけでショップを運営する分にはそれほど問題にはなりませんが、ヤフーショッピングや独自ドメインの店舗などを同時展開する場合、在庫連携が課題になります。
複数店舗を同時運営する場合、売り越しのリスク等を考慮すると、楽天店で1個売れたらヤフー店の在庫を1個減らす、というような処理が必須になります。それを自動的に処理してくれる在庫連携システムを導入する場合、各ショップ間で商品管理番号の連携が取れていることが前提となります。
楽天と他の店舗で異なるルールで商品管理番号が振られていると連携が非常に複雑になってしまうため、この部分は各店共通で設定しておくと安心です。
■商品名
「商品名」に入力できるのは127文字(半角255文字)以内となっていますが、楽天内の検索結果画面で表示されるのはPCで約40字、スマホで約30字までです。重要なワードはなるべく前の方に入れるのがよいでしょう。
楽天では「商品名登録ガイドライン」が定められています。ガイドラインの内容に沿わない場合でも違反点数制度の対象にはなりませんが、商品ジャンルごとのルールが示されているのでぜひ参考にするとよいでしょう。
例)「メンズファッション」の場合
ブランド名_商品名称_対象性別_シーズン_仕様_色_サイズ
具体例:
長袖チェックシャツ メンズ 秋冬用 綿100% 全5色
DIESEL SERGE Vネックニットセーター ネイビー/黒/グレー S-XXL
■販売価格・表示価格
似ているため迷いやすい入力項目のひとつが「販売価格」と「表示価格」です。「販売価格」が実際の売値であるのに対し、「表示価格」は「メーカー希望小売価格」「当店通常価格」などのように参考として元値を示すための価格です。「表示価格」が示されていると、初めて商品ページを見る人にとっても販売価格がどのくらいおトクなのか分かりやすくアピール要素のひとつとなりますが、表示させるためには一定の根拠(=エビデンス)が必要です。
「当店通常価格」の場合、実際に直近の一定期間でその価格で販売されていた実績が必要です。
「メーカー希望小売価格」の場合、メーカーサイトや消費者向けのカタログ・広告などのキャプチャや、商品本体もしくはタグの写真が必要です。「PC用商品説明文」に掲載します。なお、掲載にあたっては著作権の関係でメーカーの使用許諾を取る必要があります。
このあたりは扱いが非常に厳格になっており、システムチェックの関係上画像のファイル名やエビデンスのテキスト表記など詳しく定められています。非常に手間がかかりますが、転換率アップに大きく寄与するので可能であればぜひ実施したいポイントです。
商品ページ情報
この部分は、主に商品の説明文と画像です。
「商品説明文」はPC用とスマートフォン用に分かれています。スマホ経由の売上がPCを上回っている現状を考えると、スマホで見たときの情報量や見栄えはPC以上に重要です。スマホはPCの簡略版という位置づけではなく、アピールしたい内容をしっかり盛り込むことが大切です。
また、商品画像については「商品画像登録ガイドライン」が定められています。検索結果などでも使用される第1画像(商品画像(1))は、テキスト要素の占有率や枠線・背景などガイドラインに則って作成しましょう。
ヒント:楽天市場の画像規約をもう一度見直してみた
商品登録情報
この部分は、商品の分類に関する情報です。「全商品ディレクトリID」と「カタログID」は入力必須です。
「全商品ディレクトリID」は、画面上の「ID検索」をクリックして別ウィンドウを開き、表示されたディレクトリのなかから該当するものを選んで設定します。
このウィンドウでは、同時に「タグID」も設定できます。
「表示先カテゴリ」は、予め設定した店舗内カテゴリのなかからあてはまるものを選択します。「全商品ディレクトリID」に似ていますが、「全商品ディレクトリID」は楽天全体で設定されているディレクトリ、「表示先カテゴリ」は店舗内のカテゴリになります。
「カタログID」は、JANコード(またはEAN、ISBN、UPC、楽天が特別に付与したオリジナルコード)を入力します。カタログIDがなしの場合、プルダウンから理由を選択します。
カタログIDが登録されている商品は、検索結果画面の「最安ショップを見る」ボタンが表示されます。また、「商品価格ナビページ」へも掲載されます。価格競争力の高い商品は有利になるので、ぜひ正確に登録しましょう。
項目選択肢別在庫用
サイズや色などのバリエーションがある商品で、同一商品のなかで選択肢ごとに在庫管理する場合、この「項目選択肢別在庫用」を使用します。
項目選択肢別在庫を使用する場合、まず商品基本情報の「在庫タイプ」で「項目選択肢別」を選択します。その後、この欄で横軸の項目名(例えば「サイズ」)と縦軸の項目(例えば「カラー」)を入力します。
縦軸・横軸の項目の具体的な種類(例えば「S・M・L」、「ブラック・ホワイト」)とそれぞれの在庫設定は、商品個別登録画面で「商品を登録する」を押したあとの画面に表示される「項目選択肢別在庫の登録をする」リンクから行います。
商品別ポイント変倍情報
店舗全体でのポイント設定ではなく、商品単位でポイント変倍率を設定する場合、こちらの欄を使用します。
楽天市場の商品登録 基礎編 2020年度版 まとめ
楽天市場の商品登録は、商品個別登録画面を通じて行うのが基本形となります。入力欄がたくさんあるので最初は戸惑うかもしれませんが、入力必須の項目や販売上特に重要な項目は実はそれほど多くありません。来訪者に効果的にアピールするために、ポイントを押さえて商品登録を行いましょう。
1つ1つ商品登録なんて不毛でだれしもやりたくない作業の1つです、商品販売においては本当に初めの1歩なので、まずは自分で必ずやる事は必要です、結局どのような部分が重要で、どの部分は必要ないのか、力を入れて商品登録を行わないといけないのか理解してないと、商品登録外注や商品登録代行を依頼する時でも、外注に対してしっかりとした指示ができません。
楽天市場商品登録のヒントおまけ
店舗全体でも200品以内の商品群は1つ1つのページをしっかり作って、LP(ランティングページ)として1つのページに来た時にクロージングできるように作る必要があります、ただ、最近の傾向としては、商品画像(サムネイル部分)、スマホで初めに表示されるスワイプで表示される部分の画像で(20枚設定できる部分)、売りたい文言、画像や特徴、拘りの部分を盛り込んでコンバージョンまでもっていく流れが主流になります。昔のように長ーいLPを作成してこれでもかーって程長いページで販売する会社もだんだん少なくなっています。できるだけシンプルでだけど、しっかり特徴をだせるそんなページをここがけては如何でしょうか?
逆に数千商品を販売している店舗さんで、1つ1つ拘ったページを作るのは難しいと思いますので、できるだけ作業効率を上げてページを作成していくかがポイントとなりますので、ページへ落とし込む作業効率の徹底が必要となります。これらの作業を主に社員が行っている場合は、一度作業フローや商品登録代行を検討された方が良いと思います。しっかり割り出す事が困難でも1日何品位何名で行っているなどを明確化し、徐々に1品当たりの単価コストを見極めて、いままでのどんぶり勘定からしっかりとしたコスト感覚を持っていく事をお勧めします。(※商品登録の外注ヒント:外注VS内製 商品登録代行編 )
1品あたりの出品コストが明確になると売上と商品登録コストとの相関も生まれます、そこから割り出し更にコストをかけて良いのか、それとも現在のランナップを再確認しなければならないのかの判断を数値化する事にもつながります。勿論、全部を商品登録代行依頼する必要がありませんので、7割~8割の完成度までもっていき、それ以降は社員が仕上げる方が店舗の1つ1つの商品を熟知しているこその1言や1押しができるページへと変貌できます。
面倒な商品登録代行は商品登録ドットコムへ お気軽にお声がけください。