毎年秋になると、クリスマスケーキや年賀状・お歳暮・おせちといった年末年始のアイテムの予約が始まるところが増えてきます。街中で「おせちご予約」等のポスターを見かけ、もうそんな時期かと驚いたことのある方も多いのではないでしょうか。
ネットショップでも、10月になったらそろそろお歳暮対策をしていきたいもの。まだ何もしていないという方も、できることだけでも良いのでぜひ取り組んでいきましょう。
参考までに2021年・2023年の対策内容はこちら:
今年のネットショップ「お歳暮の傾向と対策と」2021年度版
今年のネットショップ「お歳暮の傾向と対策と」2023/2024年度版
お歳暮は、1年間お世話になった感謝の気持ちを込めて歳末に贈る贈り物です。その歴史は江戸時代に遡るといわれ、日本においては馴染み深いしきたりのひとつです。
お歳暮を贈る時期は地域によって多少異なり、関東では12月の始めに贈るのも一般的ですが、関西では12月中旬以降と関東よりも少し遅めの時期に贈ることが多いようです。
年の瀬は忙しい方も多いので、あまり遅くなりすぎないよう、12月20日頃までを目安に贈るとよいとされています。
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アンケートから分かるお歳暮ギフトの傾向
お歳暮を贈る人は高い年代ほど多い
リンベル株式会社が2022年6月に行ったアンケートによると、「2021年の1年間にどのような用途でギフトを贈りましたか?」という質問に「お歳暮」と答えた人の割合は高い年代ほど多くなっています。
20〜30代では10%代と少数派であるのに対し、40〜50代は30%代、60代以上では70%以上と、年代によってはっきりとした差が表れています。
お歳暮対策は、主に40代以上の世代に対して行っていくことになります。
ギフト購入場所は通販サイトが主流
「どこでギフトを購入しましたか?」という質問では、20代〜50代の幅広い年代で「通販サイト」と答えた人が最も多くなっています。百貨店・専門店・量販店といった実店舗がおおよそ20〜30%であるのに対し、通販サイトは各年代で50%を超えており、ギフトはネットで手配するのが主流となっていることがわかります。
60代以上では他の年代のような通販サイトが突出した状況にはなっていませんが、百貨店・専門店という回答と同程度通販サイトにも数字が集まっており、年配の方にもネット利用が定着しつつあることが感じられます。
手軽さとともに信頼・よく利用することが理由
「その場所で購入した理由は何ですか?」という質問には、各年代で「手軽さ」を挙げた人が最も多く、時間や手間をかけずにギフトを贈りたいというニーズが強く伺えます。
お歳暮の贈答を行っている割合の高い60代以上では、「手軽さ」と並んで「信頼」や「よく利用するから」という理由が重視されています。誕生日などのギフトと比べるとお歳暮はきちんとした正式な贈答という性質が強く、信頼できるお店・よく利用していて安心できるお店で選びたいという意向が表れるようです。
ネットショップでも、60代以上のお歳暮需要に答えるためには、手軽さとともに信頼感もしっかり打ち出していくことが大切です。
今から取り組みたいお歳暮対策
早割・早期特典
こちらは2022年10月11日時点で、楽天で「お歳暮」を検索ワードとして入力した際のサジェストです。「お歳暮 早割」というワードに注目してください。
早割や早期特典は、比較的早い時期からお歳暮を探している人にとって非常に魅力的です。店舗にとっても、早割を行うことで本格的なお歳暮商戦が始まる前にお歳暮の売上を上げやすくなるのはメリットです。
期間限定でポイントアップする、クーポンを発行する等、早割の実施方法にはさまざまな形があります。早割のお歳暮を検索しているお客様に見つけてもらうため、検索キーワードに「早割」「早期特典」「ポイント10倍」「10%OFF」等の語句を入れるのも忘れずに実施しましょう。
ギフト包装・のし
お歳暮は誕生日ギフト等と比べて比較的かしこまった贈答といえます。法人取引先へ贈るケースなどでは、包装やのしをきちんとした形でやってもらえるかという点を重視する方も多いです。
ギフト包装のオプション料金や実際のイメージ写真、手提げ袋の有無など、できるだけ詳しく具体的に説明を載せましょう。内のし・外のしなどもしきたりを大切にする方にとっては重要なポイントです。
ランキングや口コミ等さまざまな角度からアピール
素材や製法など商品そのものの良さはもちろんですが、お歳暮はギフトという性質上、多くの方に喜ばれる品物であるという点でのアピールも効果的です。
具体的には、楽天ランキングの受賞実績であったり、「ギフトとして喜ばれた」という口コミの紹介などです。テレビや雑誌で取り上げられた実績がある場合はぜひそれも掲載するとよいでしょう。
なお、楽天ランキングの掲載についてはガイドラインが定められているので、ガイドラインに沿った形で掲載しましょう。
特集ページも効果的
ショップ内にお歳暮特集ページを作るのも効果的です。楽天Goldを契約していれば独自のhtmlページを作成しても良いですし、店舗カテゴリに「お歳暮」を作成してお歳暮ギフト向け商品を掲載してもOKです。
商品ページに設置した「お歳暮」バナーからお歳暮特集ページへ→お歳暮特集ページから他の商品へといった導線を作ることで、お歳暮を探しているお客様をショップ内で回遊させ、自店舗の商品のなかから購入してもらえる流れに持っていくことがねらいです。
お歳暮商品が多数ある場合、「売れ筋・人気ランキング」「予算別インデックス」などいくつかの切り口で商品を分類して紹介することで、お客様がイメージに合った商品を見つけやすくなります。
また、上で挙げた「早割特典」「ギフト・のし対応」「ランキング・口コミ・掲載実績」等を特集ページに掲載するのも効果的です。
ネットショップのお歳暮対策 傾向と対策とは 2022年10月版 まとめ
お歳暮の贈答は高い年代ほど盛んに行われており、60代以上では70%以上と特に多くなっています。お歳暮を含むギフトは手軽さの点から実店舗よりも通販サイトで購入されることが多く、60代以上でもネットの利用が一定数を占めるようになってきています。
ネットショップのお歳暮対策は、早割・早期特典などを10月頃から行っていくことが効果的です。お歳暮は目上の方や取引先などに贈ることも多いため、ギフト包装やのしなどの対応をしっかり行っていくことが信頼感にもつながります。お歳暮は「昨年贈って好評だったから」とリピートされることも多いため、ネットショップにとって大きなチャンスといえます。ぜひできるところから取り組んでいきましょう。
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