- 2022-11-16
- Yahoo!ショッピング
- SEO, SEO対策, Yahoo!ショッピング, キーワード, ネットショップ
ヤフーショッピング出店で成果を上げるには、SEO対策が欠かせません。売上を上げるためには多くのお客様にショップのページを訪れていただくことが必要で、そのためにはSEO対策によってショップのページを表示されやすく、お客様の目に触れやすくすることが重要です。今回は、ヤフーショッピングのSEO対策について基本的なところから解説します。
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ヤフーショッピングSEOとは
SEOというとGoogleなどでの検索上位を目指す施策を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、ヤフーショッピングSEO対策はこれとは別物です。
ヤフーショッピングSEO対策は、ヤフーショッピングの検索機能で上位表示されることを目指すもので、Googleでの上位表示とは異なるノウハウが必要です。例えば、GoogleSEOでは「被リンク」と呼ばれる他サイトからのリンクが指標のひとつとなりますが、ヤフーショッピングSEOの場合はこうした要素はなく、キーワードの適正化や商品自体の評価向上が対策の中心となります。
必ず行いたいキーワードの適正化
ヤフーショッピングSEO対策の基本中の基本は検索キーワードです。どのような語句で検索したときに上位表示されたいかを想定し、その語句を商品ページに盛り込んでいきます。
SEO対象となる入力項目
検索対象となる入力項目は下記のとおりです。
・商品名
・キャッチコピー
・商品情報
なかでも重要なのが商品名です。上の画面はヤフーショッピングで「馬刺し」を検索したときのものですが、上位表示されているものはどれも商品名に「馬刺し」の語句が含まれています。上記の「馬刺し」検索では、標準で検索で採用されている「優良配送」の状態で1位を獲得しています。
商品名は全角75文字以内となっており、「馬刺し満足入門セット」のような商品名そのもの以外にいくつかのキーワードを盛り込む余地があります。ぜひ活用しましょう。基本的に、狙いたいワードの前方一致は基本です。その上で、強い掛け合わせを探して、なるべく単語毎を近くに寄せて設置するのがコツです。データは、自店の検索データより経由やCVが多いワードを狙うのが一般的ですが、サジェストで複合ワードの掛け合わせでも効果は出やすいワードとなります。
また馬刺しに関して言うとそれほど季節によってワードの揺れはありませんが、季節ワードの掛け合わせなどが発生する場合も対応する必要があります。例えば、馬刺しで言うと「父の日」「お中元」「お歳暮」に関して掛け合わせで強く反応するワードなので、時期付近1か月前くらいから仕掛けておくと効果が出やすいです。勿論、商品説明文内に基本的な季節やギフト系ワードを仕込むのは前提で行っておくと良いです。
キャッチコピーは商品名の上に表示される1行情報、商品情報は商品画像の下に表示される文章です。キャッチコピーは全角30文字以内、商品情報は全角500文字以内となっています。特に商品情報は文字数に余裕があるので、商品に関する情報とともに検索キーワードも積極的に記載するのがおすすめです。
是非参考にしたいサジェスト機能
ヤフーショッピングSEO対策のキーワード選びには、サジェスト機能が参考になります。
検索欄に「馬刺し」と入力すると、このように組み合わせて検索されている語句がサジェストされます。こちらの例では「熊本」「1kg」「国産」などのワードがよく使用されているようなので、商品がこれらに該当する場合はぜひ検索キーワードとして盛り込んでいきましょう。
ライバル店のキーワードもチェック
ヤフーショッピング内のライバル店が設定しているキーワードも参考になります。同じような商品なのに大きく差がついていると感じる場合、もしかしたら重要なキーワードを見逃しているかもしれません。ライバル店の商品ページの商品名・キャッチコピー・商品情報にどのような語句が設定されているか確認してみるとよいでしょう。
特にヤフーショッピングでの検索対象の中でも重要SEOキーワードが入っている商品名は必ずチェックです。自社でおこなっている狙っているキーワードが使われてないかのチェックと、自社では見逃しているようなワード設定されてない細かくチェックする事で競合店調査を行い、調査後商品名に入りきらなかったワードは商品説明文(caption)側に埋め込むなどの対策をこまめに行う事で小さいSEOキーワードももれなく拾ってPVへつなげる事ができます。
カテゴリ・コード・スペックの設定
キーワード検索以外の方法で検索するお客様への対策も重要です。
例えば、プロダクトカテゴリは「カテゴリから探す」でカテゴリを絞り込んで検索する際に使用されますし、スペック値は検索結果画面左側の「部位」などで絞り込んで検索する際に使用されます。
キーワード検索に比べるとこうした絞り込み検索による流入のボリュームは相対的には小さいかもしれませんが、こうした項目を丁寧に設定しておくことで取りこぼしを防ぎ、設定していないショップとの差がついていくことになります。ヤフーショッピングSEO対策ではこうした点も丁寧に積み重ねていくことが結果につながります。
・プロダクトカテゴリ
・ブランドコード
・スペック
・JANコード
・製品コード
以上の項目は、細かい部分にはなりますがきちんと入力しておくことをおすすめします。
※ヤフーショッピング スペック値 入力代行 面倒な場合は「商品登録ドットコム」へご依頼頂ければ対応可能です。
検索キーワードだけではないヤフーショッピングSEO対策
ヤフーショッピングSEO対策は、検索キーワード以外にもさまざまな要素が関係すると言われています。ヤフーストアクリエイターのヘルプにも記載がありますが、Yahoo!ショッピングの検索については各要素のスコアによる加算となります。基本的なスコアを1つ1つ積み上げる事で検索上位を狙う事ができます。
昨今のヤフーショッピングはお客様を重視した対策を多くとるような傾向となっております。特に、ストアークリエータープロでのストアパフォーマンスについては、管理画面TOPに表示されています。スコアは重要なほど内部数値を持っていると考えられますが、小さいスコアも案外軽くクリアーできる(設定だけで対応ができる)物がありますので、現時点でストアパフォーマンス画面にて対応ができそうな内容は一度はチェックする事をお勧めします。SEOキーワードも当然抑えるべき部分ではありますが、ヤフーが推奨するストアパフォーマンスこそが最短のヤフーショッピングSEO対策となるかもしれません。
販売成約率
非常にシンプルな部分ですが、販売成約率が高い商品は上位表示されやすくなります。上位に表示されるから売れるのか、売れているから上位に表示されるのかというのは鶏と卵の関係のようなところがありますが、検索上位になることでますます売れる、売れるとさらに検索順位が上がるという好循環を目指していきましょう。
PV数・クリック率
実際に売れているかどうかに加え、多く見られているページ・クリックされているページは上位表示されやすいとも言われています。
お客様が検索結果画面のなかから商品を選ぶ際、最も影響力が大きいのはサムネイル画像です。ヤフーショッピングはAmazonや楽天と比べてサムネイル画像への文字入れ等の装飾に関する制約が少ないので、価格や内容量・送料無料・ポイント倍率などアピールできる要素は積極的に盛り込んでいきましょう。
もちろん、商品写真が魅力的であることも食品やファッションなどのジャンルでは特に重要です。他店と比べて写真が見劣りしていないかという点もぜひ確認してみてください。
在庫切れを極力避ける
ヤフーショッピングの場合、在庫切れ商品は上位表示されにくいようです。店舗の主力商品に関しては、長期間在庫切れになることがないようできるだけこまめに確認し、必要に応じて補充しておくことが必要です。
レビュー件数・ストア評価
ヤフーショッピングの検索順位には商品のレビュー件数・ストア評価数も加味されます。レビューやストア評価があまり集まっていない場合、レビュー記入でプレゼント等の企画を行ってレビューを増やすのもひとつの方法です。
キャプテラが2022年に行った調査では、購入時にオンラインレビューを「ある程度参考にする」「大いに参考にする」と答えた人が合わせて77%となっており、非常に多くの方がレビューを参考にしていることがわかります。ヤフーショッピングSEO対策という観点だけでなく、お客様の目線で考えたときにも重要な要素といえます。
PR広告+プロモーションパッケージ特典
ヤフーショッピングのSEO対策は、基本的な部分で絶対的に必要となる要素ですが、残念ながらGoogleのSEO対策と違って、検索順位付けは広告の組み入れによっても左右さて行きます。特にヤフー独自のPR広告については、お店全体あるいは商品個別に検索スコアに+αすることができる機能がついていますので、必要に応じて強弱をつけて投入する事により検索上位を狙いやすくできます。これは、他のモールではない機能です。またPaypayモール統合のタイミングでプロモーションパッケージが付加されさらにPR率が上乗せされる形になりましたので、かなり店舗さんが導入を決めました。導入数が多いという事は入ってない店舗が不利になるという構図です。また利益率の少ない店舗にとってもかなり厳しい状況ではあります。逆に考えれば広告費投入ができる、利益率の厚い店舗であれば積極的に攻めの姿勢を続けて上位化を行い、ある程度認知&検索安定化を図ってから徐々PR料率を下げるというやり方も検討できるので、攻め方や現在のお店のポジションに応じて戦略を変える必要があります。
優良配送設定にる検索表示差が浮き彫りに
検索優位に立つヤフーショッピングでの一番のSEO対策は(2022年10月末現在)優良配送設定に対応する事だと考えても良い位のパフォーマンスを得る事ができます。検索後にまず第一の表示では、「優良配送」設定が表示となります。すなわち、「優良配送設定」がなされてないと検索結果にも出てこないという悲惨な結果に陥ります。この表示変更によってすぐに発送できない店舗がかなりの数で売上降下となったと予測されます。⇒こちらに詳しくレポートしています。「優良配送設定とは」
勿論出荷が早いほうがユーザービリティ向上にはつながりますが、早い方が偉いとも限りません。ユーザーが探している商品にたどり着けないとなると、これは逆効果を生む可能性もあり、極端な検索結果は、ユーザー離れを起こしかねません。とはいえ、発送を早くする事で通常では得られない検索優位を確立できるとすれば、実施できる店舗ではあればいち早く導入準備を進めるべきであると考えます。
ヤフーショッピングのSEO対策とは まとめ
ヤフーショッピングのSEO対策は、キーワードを商品名・キャッチコピー・商品説明に盛り込んでいくことが基本中の基本です。キーワードの選定には、サジェスト機能やライバル店が設定しているキーワードをぜひ参考にしてみてください。
スペック値やプロダクトカテゴリなどの入力項目をきちんと設定することも、絞り込み検索を利用するお客様を取りこぼさないという点で重要です。さらに、商品の在庫切れ・PV数やクリック率、成約率・レビューやストア評価も検索順位に影響すると言われています。
検索順位が上がることでますます売れる、売れることで検索順位もさらにアップするという好循環を目指していきましょう。
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