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Yahoo!ショッピングCSVアップロード方法 2023年版

Yahoo!ショッピングをはじめ、ECモールでは商品登録の方法が2種類用意されているのが一般的です。ひとつは管理画面から1件ずつ登録する方法、もうひとつはCSVファイルを使って一括で登録する方法です。

今回は、Yahoo!ショッピングのCSVアップロード方法の具体的な手順や注意点について解説します。

ネットショップ運営に欠かせないCSV更新

ネットショップ運営にはCSV更新機能が欠かせません。通常、ショップでは数十件〜数百件程度、時には数千件・数万件に及ぶ商品を扱うのが一般的です。膨大な数の商品を全て1件ずつ手作業で登録・更新するというのは現実的ではなく、CSVファイルを使って一括で効率的に作業する必要があります。

ヤフーショッピングのCSV更新機能

国内の主要ECモールのひとつであるヤフーショッピングにもCSV一括更新機能が搭載されています。管理画面「ストアクリエイターPro」の商品管理メニューから商品CSVデータのダウンロードやアップロードを行うことができます。

ヤフーショッピングの商品CSVデータは、1行につき1商品の形式になっています。見出し部分が英語表記のためやや直感的に分かりにくい印象がありますが、ストアクリエイターProのツールマニュアルを参照するなどしてよく使う項目については覚えておくとよいでしょう。

ヤフーショッピングCSV更新の手順

バックアップを取得する

CSV一括更新作業の前には、必ずバックアップを取得しましょう。バックアップを取っておくことで、万一更新内容にミスがあった場合でもすぐに元の状態に復元することができます。反対に、もしバックアップがない場合は復元に時間がかかってしまい、大きな問題になりかねません。

「CSVダウンロード項目の選択」で更新を行いたいデータ項目を選択し、「保存」ボタンをクリックします。画面左側カラムの商品データ「ダウンロード」ボタンをクリックすると、先ほど選択したデータ項目がダウンロードできます。

上記の方法のほか、「商品データバックアップ」で商品データ全体をバックアップする方法もあります。全体のバックアップデータも定期的に取得しておくとより安心です。

CSVファイルを作成する

ダウンロードしたCSVデータを元に更新用のCSVファイルを作成します。ダウンロードしたファイルを直接編集してしまってはバックアップの意味がないので、コピーして別ファイルを編集するという点に注意してください。

ヤフーショッピングでは更新用CSVのファイル名に特に決まりはないので、例えば「20231103_price.csv」など分かりやすい名前をつけて管理するとよいでしょう。

CSVファイルをアップロードする

更新用CSVファイルができたら、画面左側カラムの商品データ「アップロード」ボタンからアップロードします。

アップロードタイプは必ず「項目指定」を選択します。初期状態で「項目指定」になっているので特に触る必要はないのですが、例えば「上書き」を選択してしまうと「現在のデータを全て消去してアップロードしたファイルと入れ替える」という動作になってしまいます。意図しない動作を引き起こしかねないので、「上書き」という言葉のイメージだけでうっかり選んでしまわないよう注意してください。

CSVデータのチェックが行われ、確認画面が表示されます。問題がなければ「読込」をクリックします。エラーがある場合はエラー内容が表示されるので、確認のうえで「キャンセル」をクリックしてCSVアップロードをキャンセルします。更新用CSVファイルを修正のうえ、再度アップロードします。

ショップに反映する

ヤフーショッピングの特徴として、「読込」を行った段階では実際の商品ページには反映されません。「反映管理」で「反映」ボタンをクリックすることで反映が実施されます。

反映は即時に行う以外に、「予約」ボタンから反映日時を指定して予約することもできます。

「読込」を行って「反映」待ちとなったデータをキャンセルすることはできません。万一間違ったデータを「読込」してしまった場合、一旦「反映」を行ってから再度正しいデータをアップロードし「反映」する必要があります。バックアップデータがあればそれほど戻すのに時間はかからないとはいえ、CSVデータのアップロードはくれぐれも慎重に行う必要があります。

ヤフーショッピングCSV更新の注意点

反映を忘れずに行う

楽天など他のECモールではアップロードしたCSVの内容は即座に商品ページに反映されることが多いです。ヤフーショッピングでは「反映」の処理を行わないと商品ページはそのままの状態で更新されないので、「反映」を忘れないよう注意してください。

大量更新時の件数上限

ヤフーショッピングのCSV行数上限は2万行となっています。更新したい商品件数が2万件を超える場合、2万件ずつデータを分けてアップロードする必要があります。CSVは大量データを一括処理できて効率的とはいえ、商品件数が数万件以上になってくるとこの件数上限の影響でそれなりに手間がかかってしまいます。

CSV更新に便利なExcelの新機能

CSVファイルはテキストエディタでも開くことができますが、実際にはExcelを使用するケースが多いです。Excelでは表の形でCSVファイルを見ることができるので、多くの項目を編集する場合にはテキストエディタよりも見やすく直感的です。

CSVファイルの編集に欠かせないExcelですが、一部の自動変換機能にこれまで悩まされてきた方も多いと思います。例えば、商品コードを「012345」のような0(ゼロ)で始まる形式にしていた場合、CSVファイルをExcelで開くと「12345」のように先頭のゼロが消えてしまいます。

このような自動変換機能は、Excelの設定によってオフにすることができるようになりました。設定のなかから「Automatic Data Conversion」という項目を探し、一連の項目のチェックを外すことで自動データ変換を行わないようにすることができます。

ご使用のExcelのバージョンによって未対応の可能性もありますが、お困りの方はぜひ一度設定をご確認ください。

Yahoo!ショッピングCSVアップロード方法 2023年版 まとめ

ヤフーショッピングでのEC運営にはCSV一括更新機能が欠かせません。ヤフーショッピングでは、管理画面「ストアクリエイターPro」から商品CSVデータのダウンロードやアップロードを行うことができます。大量の商品データを一括して処理できる便利なCSV機能ですが、更新の前にはバックアップを必ず取得し、万一の際にすぐに元に戻せるようにしておくことが重要です。また、ヤフーショッピング特有の「反映」処理を忘れないよう注意してください。

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