- 2021-3-29
- au PAY マーケット
- auPAYマーケット, デメリット, メリット

人気俳優が桃太郎や浦島太郎などの昔話のキャラクターに扮するau「三太郎」シリーズのCMをTVでよく見かけます。auユーザーでなくても、毎月3日・13日・23日の3のつく日に「三太郎の日」としてさまざまなキャンペーンが行われていることをご存知の方は多いのではないでしょうか
「三太郎の日」にはau PAY マーケットでもイベントが行われ、多くのアクセスを集めています。今回は、最近伸びつつあるau PAY マーケットについて、出店する側としてのメリット・デメリットをご紹介します。
ページコンテンツ
au PAY マーケットとは
au PAY マーケット(エーユーペイマーケット)は、KDDI系のau公式ECモールです。2017年スタートとモールとしては後発になります。以前はau Wowma!という名称でしたが、2020年5月にau PAY マーケットに名称変更されました。
20〜40代の比較的若い世代、なかでもファミリー層の利用が多いと言われています。また、最近はネットショッピング全般的にスマホ利用がPCを上回る傾向にありますが、au PAY マーケットは楽天・ヤフー等と比べてもスマホ利用率が非常に高く、90%を超えています。「三太郎の日」のキャンペーンページがスマホ版ページのみとなっていることからもわかるように、スマホでの利用をメインにしているのが特色のひとつです。
また、ECサイトでは決済手段としてクレジットカードが最も一般的ですが、au PAY マーケットではauかんたん決済(キャリア決済)を利用するユーザーが多くなっています。この影響で、決済上限がクリアされる月初に売上が伸びる傾向があるようです。
au PAY マーケットに出店するメリット

auユーザーと関連サービス利用者がターゲット
au PAY マーケットはauスマホユーザー3,800万人が見込み顧客となります。また、auIDがオープン化されたことによりauスマホ以外のauの各種関連サービスのユーザーにも利用者層が広がってきています。auIDユーザーをau PAY マーケットに誘導するさまざまな施策が行われる予定とのことで、今後の伸びが期待できます。
ECモールとしては後発でありながらもau公式ということもあってユーザーの安心感が高く、出店先として十分検討の価値があります。(因みに、前身のbidders 現DNA が創業当初に開始したサービスで、実は2000年前半よりヤフオク、楽天市場、biddersと言われていた時代もあった)
イベント時に売上が伸びる
毎月3日・13日・23日の「三太郎の日」、還元祭、BIG SALEなどのイベントが毎月数回開催され、大きな盛り上がりを見せます。TVCMなどでも広く告知される三太郎の日の売上は通常の約10倍とも言われており、こうしたイベント時に店舗独自ポイントなどの施策を組み合わせることによって大きな成果が期待できます。
出店コストが低い
初期費用0円・月額費用4,800円という費用面での出店ハードルの低さはau PAY マーケットの魅力のひとつです。例えば楽天の場合、初期登録費用として60,000円・月額費用が最も安いプランで19,500円となっているのと比べると、au PAY マーケットの出店コストの低さが際立ちます。※楽天市場出店メリットデメリット
また、成約手数料が決済手数料込みの料率となっており、成約手数料・決済手数料が別個に発生する他モールと比べてシンプルで分かりやすくなっています。成約手数料は月間の売上と出品カテゴリによって決まり、売上規模が大きくなるほど手数料率が下がる仕組みになっています。

伸びしろが期待できる
出店店舗数や利用者数という点ではまだまだ楽天やヤフーに及ばないのが現状ですが、au PAY マーケット内にライバルが少ないためまだ人気店が確立していない商品ジャンルもあり、先行有利を取れる可能性があります。
また、利用者層が比較的若いため、ユーザーが定着・拡大すれば今後5年10年という長い目で見たときに今以上にモールとして安定的な存在となることも考えられます。
LIVE配信による販売ができる
通常販売とは別に、商品をLIVE形式で配信できる仕組みが用意されています。TV通販のような感覚で、LIVE動画で商品をアピールしその場で販売する手法は現在非常に注目されており、新たなファンや販売ルートの獲得手段として期待できそうです。
越境ECが同時にできる
中国消費者向けの日本商品特化型アプリ「豌豆公主(ワンドウ)」を通じ、越境ECへ同時出品できます。
出店手数料や豌豆公主による出典審査がありますが、国内市場だけでなく市場規模の大きい中国市場へも進出できるのでチャンスが広がります。
店舗側では出品と国内倉庫への配送のみを行えばよく、負担になりがちな商品情報の翻訳や物流・決済・顧客対応などを行う必要はないので、気軽に越境ECにチャレンジできそうです。
au PAY マーケットに出店するデメリット

出店時に携帯電話番号やフリーメールが使えない
au PAY マーケットでは、出店時に携帯電話番号やフリーメールが使えません。法人であればあまり問題にならないと思いますが、最近は個人の方だと固定電話を持たない・Gmailなどのフリーメールアドレスしか持っていないという方が多く、出店にあたってこの点がネックとなるケースがあるようです。
CSVが別途料金
ある程度の数量の商品データを扱う際には必須ともいえるCSV一括機能ですが、au PAY マーケットではこの機能は月額10,000円のオプションとなっています。月額費用が4,800円に抑えられているにも関わらずCSVで10,000円かかってしまうというのは悩ましいところです。
独自ページ作成はオプション
独自のhtmlページを作成しFTPでアップロードする、楽天GOLDに相当する「au PAY マーケットPlus」というサービスがありますが、上記の一括出品CSVオプションを利用している場合でないと申し込みできません。実質的に、CSV一括更新や独自ページ作成を行いたいと思えば月10,000円のオプション料金が必要ということになります。更に言うとこのPlusのUPロード制限がきつく、楽天市場goldやヤフーショッピング トリプルといったコンテンツページからの移行はページ移行(リンク置換等での対応)では対応ができないため、au PAY マーケットPlus の仕様に合わせた作り直しに近い作業が必要です。また画像UP制限もきついので、画像の減色加減によっては画像の作り直しや、ページ全体の作り直しを迫れる場面もあります。コンテンツページを多く作っている場合はAUへの移行時に注意が必要です。
いまさら聞けない au PAYマーケットとは? メリット デメリット まとめ
au PAY マーケットは楽天市場やヤフーショッピングと比べると後発のモールになりますが、auユーザーを中心に利用者数が伸びつつあり注目されています。まだライバルも少なく出店コストも低いのが大きな魅力です。大量の商品を管理するのに不可欠なCSV機能が有料オプションになるなどデメリットもありますが、出店を検討する価値は大いにありそうです。
勿論、au PAYマーケット の商品登録代行( AU 商品登録代行 )なら商品登録ドットコムへお任せください。どうしても第3第4のモールと放置され気味なサイトですが、今AUも本当の意味で本腰を入れ始め導線やポイント放出も大量です。この機を逃す事の無いように準備を進める事をお勧めいたします。
