商品画像は、視覚的・直感的に商品の魅力を伝える非常に重要な要素です。Amazonでは商品画像について独自のルールが設定されています。メイン画像・サブ画像それぞれの役割とルールについて見ていきましょう。
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メイン画像とサブ画像とは
Amazonでは一つの商品に複数の画像を設定できます。これらのうち、1枚めの画像を「メイン画像」2枚め以降の画像を「サブ画像」と呼びます。
メイン画像は、商品ページに大きく表示されるほかAmazon内で検索を行った際の検索結果一覧等でも使用されます。そのため、メイン画像にはサブ画像にはない厳しい作成ルールが定められています。
メイン画像となる1枚目の画像は登録必須です。サブ画像はシステム上登録必須ではありませんが、できるだけ登録することが望ましいです。
メイン画像の役割
多くの場合、Amazonを利用するお客様はキーワード検索や関連商品(「よく一緒に購入されている商品」などとして紹介される欄)を経て商品ページを訪れます。
検索結果画面や関連商品欄には商品のサムネイル画像が表示されています。これらは、各商品の1枚目の商品画像に設定されたメイン画像です。
サムネイル画像をクリックして商品ページを開くと、先ほど検索結果画面に表示されていたメイン画像が大きく表示されています。
お客様は、一覧画面に並んだたくさんのサムネイルのなかから気になったものをクリックして商品ページに進みます。メイン画像は、お客様を商品ページに呼び込む非常に重要な役割を担っています。
メイン画像のルール
楽天市場やヤフーショッピング等ではメイン画像に文字入れ等さまざまな加工を行うことでより多くのお客様を誘導する工夫が行われていますが、Amazonでは規約上そういった工夫を行うことはできません。
商品画像のルールはセラーセントラル内のヘルプに詳しく掲載されていますので、ぜひ一度ご確認ください。主なポイントとしては下記のようになります。
商品画像全体の共通ルール
・jpgファイルを推奨(tiff / png / gif も可、アニメーションgifは不可)
・長辺が500ピクセル以上(ズーム機能に対応する場合は最低1000ピクセル以上、1600ピクセル以上を推奨)
・長辺が10,000ピクセル以内
メイン画像特有のルール
・背景は純粋な白(RGBカラー値 255,255,255)
・テキスト・ロゴ・縁取り・透かし・その他グラフィックの配置は不可
・商品全体が写っている
・複数の角度から見た画像を組み合わせることは不可
1600ピクセル四方のjpg画像・白抜き必須・各種装飾は不可 というのがおおよそのイメージです。
また、カテゴリーによっては上記に加えてカテゴリ固有の規約がプラスされます。
・レディース・メンズ服は人が着用した写真を使用
・キッズ・ベビー服は平置き(人が着用していない)写真を使用
・シューズは片方の靴を左向き45度の角度で撮影
規約を満たしていない場合、ペナルティとして検索から除外される可能性があります。検索から除外されれば商品ページへの流入を断たれ大きなダメージになりますので、メイン画像は十分注意して規約を守って作成しましょう。
サブ画像の役割
サブ画像は商品ページで2枚め以降に表示される画像です。
スマホでは画像をスワイプすることでページをめくるように次々とサブ画像を見ていくことができます。
メイン画像をクリックして商品ページを訪れたお客様は、サブ画像をひと通り見て商品を購入するかしないか判断します。迷っているお客様に購入を決断させるのに大きな役割を果たすのがサブ画像といえます。商品の魅力を伝えるより多くの情報を盛り込みましょう。
サブ画像は並べる順序もポイントです。お客様にとって理解しやすい自然な流れを意識するとよいでしょう。
サブ画像のルール
サブ画像はメイン画像と異なり、特有のルールはありません。商品画像共通のルールである画像ファイル形式・サイズを満たしていればOKなので、メイン画像と比べて自由度が大きくなっています。お客様の購入判断の助けとなるよう充実した内容で作成しましょう。
具体的な内容は商品ジャンルによっても異なりますが、例えば下記のようなものが挙げられます。
・正面以外の別の角度(側面・背面など)の写真
・細部のアップ
・実際の使用イメージ
・機能や使用方法の説明
スマホでの見え方に注意
スマホの場合は7枚目までしか見えないことに注意
Amazonの商品画像はメイン画像1枚+サブ画像8枚の合計9枚までアップロードできますが、スマホの場合はメイン画像1枚+サブ画像6枚の合計7枚までしか表示されません。
全9枚で内容を構成していると、スマホでは8枚め・9枚めが表示されず途中で説明が途切れてしまったような印象を与えかねません。Amazonの場合、基本的には全7枚のなかで十分な訴求ができるように構成するのがおすすめです。
スマホのブラウザ・Amazonアプリでの見え方をチェック
メイン画像・サブ画像の見え方は、PCだけでなくスマホのブラウザやAmazonアプリでも確認しましょう。
PCの画面で見た際には問題ない画像も、スマホの小さな画面では文字が小さく読みにくかったりごちゃごちゃした印象に感じられる場合があります。1枚の画像に詰め込まれた情報を拡大表示して見るよりも、複数の画像をスワイプしながらテンポよく次々に見ていくほうが見やすいと感じる方が多いのではないでしょうか。
こうした点は、PCのブラウザでデベロッパーツールを使ってスマホ表示をチェックする形では問題として認識しにくいため、ぜひ一度実際のスマホ端末で確認することをおすすめします。
動画の活用も検討したい
ブランド登録をしている出品者は、画像と合わせて動画をアップロードすることが可能です。動画を載せることで静止画の画像よりもさらに豊かなイメージを伝えることができるので、ぜひ検討してください。
掃除機を例にとると、スペックとして文字で書かれている風速・風量などの数値は一般の人にとってなかなかイメージしにくいですが、実際にゴミやホコリを吸い込む動画を見れば一目瞭然に伝わります。
家電や洗剤などの使用方法の説明、イメージ訴求が重要な美容関連や食品・飲料等、動画を活用している商品ページは多くなってきています。
楽天市場・Amazon・ヤフーショッピングでも画像1枚目が重要の要素となる
今更聞けないAmazonのメイン画像とサブ画像の基本と注意点 まとめ
Amazonの商品画像には規約が定められています。ルール違反は検索結果からの除外というペナルティの対象となるため、ルールを遵守して商品画像を作成しましょう。特に、メイン画像の規約は楽天やヤフーショッピングと比べても厳しいものとなっているので、他のモールからの移行の場合は注意が必要です。また、近年はスマホからのアクセスが多くなっているため、スマホでの見え方もぜひ一度チェックしてみてください。
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