多くのECサイトでは、管理画面から1件ずつ商品登録する方法とCSVファイルを使って複数件を一括して商品登録する方法の2パターンが用意されています。Shopifyも例外ではありません。
先日の記事「shopifyの商品登録をやってみた【2023年版】」では管理画面から行う商品登録の方法を主にご紹介しましたが、今回はshopifyのCSV商品登録の方法について詳しくご紹介します。
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CSV商品登録のメリット
CSVで商品登録を行う最大のメリットは、作業の大幅な効率化につながる点です。数百件から数千件に及ぶ膨大な量の商品を登録する場合、管理画面から1件1件行うのはあまりにも非効率です。CSVで行う場合、同じカテゴリーの商品など重複する部分の多い商品はコピーアンドペーストも活用しながら効率的に商品データを作成することができます。
Shopify CSV商品登録の入力項目
ShopifyのCSV商品登録の項目は下記の通りです。
最初はイメージをつかみにくいので、管理画面から何件か商品登録してからCSVをエクスポートし、どのようなデータになっているか確認してみることをおすすめします。
CSVの見出し | 項目名 | 注意点 |
Handle | URLハンドル | 商品ページのURLに使用される 下記の太字の部分 https://◯◯◯.myshopify.com/product/red-shirt |
Title | 商品名 | |
Body(HTML) | 商品説明文 | HTML形式 |
Vendor | ストア名 | |
Product Category | 商品カテゴリー | Shopifyの商品分類のフルパス もしくは 数字のID |
Type | 商品タイプ | |
Tags | タグ | カンマ区切り |
Published | 商品のステータス | TRUE(公開)/FALSE(非公開) |
Option 1 Name | オプション名 | バリエーション名(例:色) ない場合は「Title」 |
Option 1 Value | オプション値 | バリエーションの内容(例:赤) ない場合は「Default Title」 |
Option 2 Name | オプション名 | |
Option 2 Value | オプション値 | |
Option 3 Name | オプション名 | |
Option 3 Value | オプション値 | |
Variant SKU | SKU | |
Variant Grams | 重量 | |
Variant Inventory Tracker | バリエーションまたは商品の在庫追跡 | shopify/shipwire/amazon_marketplace_web 在庫追跡しないばあいは空白 |
Variant Inventory Qty | バリエーションまたは商品の在庫数 | |
Variant Inventory Policy | 在庫が0になったときの扱い | deny(購入不可)/continue(購入可) |
Variant Fulfillment Service | フルフィルメントサービス | manual(手動)/shipwire/webgistix/amazon_marketplace_web |
Variant Price | 価格 | |
Variant Compare At Price | 割引前価格 | |
Variant Requires Shipping | 配送 | TRUE(配送必要)/FALSE(配送不要) |
Variant Taxable | 税 | TRUE(税を適用する)/FALSE(税を適用しない) |
Variant Barcode | バーコード | ISBN |
Image Src | 商品画像URL | |
Image Position | 何番目の商品画像か | |
Image Alt Text | 商品画像のalt属性 | |
Gift Card | ギフトカード | TRUE(商品がギフトカードの場合)/FALSE(そうでない場合) |
SEO Title | 検索結果 ページタイトル | |
SEO Description | 検索結果 メタディスクリプション | |
Google Shopping / Google Product Category | Googleショッピングのメタフィールド Googleショッピング連携を行う場合に使用 | |
Google Shopping / Gender | ||
Google Shopping / Age Group | ||
Google Shopping / MPN | ||
Google Shopping / AdWords Grouping | ||
Google Shopping / AdWords Labels | ||
Google Shopping / Condition | ||
Google Shopping / Custom Product | ||
Google Shopping / Custom Label 0 | ||
Google Shopping / Custom Label 1 | ||
Google Shopping / Custom Label 2 | ||
Google Shopping / Custom Label 3 | ||
Google Shopping / Custom Label 4 | ||
Variant Image | バリエーションの商品画像URL | |
Variant Weight Unit | 重量の単位 | g/kg/lb/oz |
Variant Tax Code | Avalaraのコード | Shopify PlusプランでAvalara Ana Taxの統合を利用する場合に使用 |
Cost per item | 商品やバリエーションにかかる費用 | |
Included / 日本 | ||
Included / 国際 | ||
Price / 国際 | ||
Compare At Price / 国際 | ||
Status | 商品を利用できるかどうか | active(販売可)/draft(下書き)/archived(アーカイブ済・販売不可) |
Shopify csvデータ作成のポイント
Shopifyの場合、商品データ1件につきCSVデータ1行に必ずしもならない点に注意が必要です。
サイズや色のバリエーションがある場合
バリエーションの数だけCSVデータ行が必要になります。
こちらの商品は、Styleが霜降り・極霜降り・桜霜降りの3種、サイズがS・M・Lの3種あります。
CSVデータは3×3の計9行あります。Option1 Value・Option2 Valueにはそれぞれの値が入ります。Handleには同じ値が入ります。Option1 Name・Option2Nameは1行目のみ入ります。
2行目以降は、1行目と重複するものについては空欄です。
商品画像が複数ある場合
商品画像の数だけCSVデータ行が必要になります。
こちらの商品は、商品画像が2枚登録されています。
CSVデータは2行あります。Image Src・Image Positionの列に各商品画像の情報が入ります。Handleには同じ値が入ります。
2行目以降は、Title等1行目と重複するものについては空欄です。
CSVアップロードの手順
作成したCSVファイルは、管理画面の「商品管理」画面右上の「インポート」からアップロードします。
「CSVで商品をインポートする」が開いたら、作成したCSVファイルを指定し、「アップロードして続行する」をクリックします。
Shopify CSV商品登録の注意点
ファイルサイズ上限15MB
CSVファイルのサイズ上限は15MBです。商品数が多く15MBを超えてしまう場合、1ファイルあたり15MB以内になるよう適宜分割してアップロードしてください。
既存商品の上書き
すでに商品登録済の既存商品を上書きする場合、CSVファイルのうち変更が必要な列だけで作成します。
アップロードの方法は新規追加時と同様ですが、「同じハンドルを持つ現在の商品をすべて上書きします。欠けている列には既存の値が使用されます。」にチェックを入れることを忘れないようにしてください。
shopifyのCSV商品登録をやってみた【2023年版】まとめ
shopifyでも、他の多くのECサイトと同様にCSVによる一括商品登録が可能です。管理画面から1件ずつ登録するのと比べて大幅な効率化につながるので、ぜひ活用したい機能です。Shopifyでは、サイズやカラーのバリエーションがある場合や複数の商品画像がある場合、商品1件につき複数行のCSVデータが必要になる点が特徴的です。1からCSVデータを作成するのは難しいので、試しに数件管理画面から登録し、CSVデータをエクスポートしてみると理解がしやすくなります。
最近の傾向として、自社サイト展開を検討する多くの店舗様がshopifyを選択されていると実感します。楽天市場、ヤフーショッピング、自社サイトからの移行も多く、また、自社サイト(国内ASPカート系)からの移行の問い合わせが増えて頂いていることから国内のASPカートも是非頑張っていただきたいです。ショッピファイの特徴としてデザイン性が1つ大きくフォーカスされることが多いのですが、商品登録やCSVでの商品登録など少し癖があるものの一旦慣れてしまうと案外使いやすいという声も聞くことです。また固定費のやすさや商品登録数が増加した時の圧倒的なコストパフォーマンスが良いことから、EC大手ネットショッピングであっても自社開発することはせずにshopifyのアプリを自社開発などして無い機能をフォローする、又はshopify内のアプリを使うなどすることにより圧倒的なコストパフォーマンスを得ている店舗様も見られます。
とはいえ・・・
商品登録は時間がかかる、商品登録をスタッフにやらせてもコスト高にある(バイトであっても)、商品登録するだけの人材を確保するのが案外難しい、商品登録スタッフを募集しても人が集まらない。等々多くの商品登録のみでも課題が顕著となっています。shopifyの商品登録代行 shopifyの商品登録外注なら商品登録ドットコムへお気軽にお問合せ下さい。