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2022年 楽天市場スマホTOPリニューアル内容とは

ショップのトップページはお店の顔といえる存在です。スマホやアプリでの利用がPCを上回る昨今、スマホトップページの重要性はいうまでもありません。

楽天では、スマホトップページ機能のリニューアルが予定されています。RMSでトップページを作成している場合、現在の機能は2022年末までで提供終了となり、新トップページへの移行が必須となります。まだ先と思わず、早めに準備を進めていきましょう。

リニューアルの趣旨と内容

リニューアルの趣旨

今回のリニューアルは「統一性+多様性の実現」が趣旨とされています。

デザインやナビゲーションを統一しユーザビリティを向上させることに加え、ロイヤリティが高いショップファン層がよく使う機能や店舗が独自カスタマイズで実現していた機能を公式に提供することで、店舗の個性を表現しやすくすることが狙いです。

これまで当ブログでも商品画像ガイドラインの厳格化(過去記事)・2020年のスマホページリニューアル(過去記事)などを解説したように、楽天ではより統一性を高める動きが続いています。今回のリニューアルでhtmlによる更新ができなくなり裏ワザ・Hack的な手法で独自性を出すことは不可能になる反面、ページ制作・更新の効率性はアップすると思われます。

リニューアルの内容

店舗側の使い勝手としては「HTMLを使用しない編集機能」「タイマー機能の導入」という2点が大きな変更点となります。

これまでは、スマホトップページをRMSで作成する場合もGoldの場合もhtmlの知識が必須でしたが、新しいスマホトップ編集機能ではパーツの選択・並び替えによって作成する形となります。スマホトップページによく設置されるパーツが予め用意されているので、htmlの詳しい知識がない方でも見栄えや使い勝手のよいページが作りやすくなります。また、スマホの機種やブラウザの違いによる表示崩れなどを心配する必要がないのもメリットです。

また、タイマー機能の導入により、日時を指定してトップページを別バージョンに切り替えることができるようになります。普段は「通常トップ」として登録したトップページを表示させ、お買い物マラソン期間中はマラソン用にアレンジしたトップページを表示させる、といった使い方が可能になります。当面スマホトップページのみの機能ではありますが、イベントの開催日時に合わせて更新作業を行う必要がなくなり、運営の負担が軽減できそうです。

スケジュール

2022年5月現在、すでに新スマホトップページ管理機能は利用可能になっています。新トップページが準備でき次第、従来のトップページから切り替えることができます。

現状、RMSでスマホトップページを作成している場合、対応期限は2022年末になります。現在のRMSスマホトップ機能は2022年第4クォーターまでで提供終了予定のため、残り期間は半年ほどとなっています。

現在のスマホトップページを楽天GOLDで作成している場合、対応期限は2023年第2クォーターまでになります。まだ約1年の猶予期間がありますが、移行の計画だけでも早めに立てておくことをおすすめします。

なお、2022年第3クォーター・2023年上半期に追加機能のリリースが予定されており、いくつかの新パーツが追加されるようです。クーポンやおすすめ商品(ユーザーの履歴に応じて自動でおすすめ商品を表示)といったパーツは2022年第3クォーターで追加される予定なので、このタイミングを切り替えのひとつの目処として考えても良いかもしれません。

新画面の操作方法

新スマホTOP機能へは、RMSの「トップページ管理・編集」ボタンから入ります。

「+ページを新規作成」をクリックすると、店舗トップページ編集画面が開きます。

まずは、右側の「ページ管理名称」を入力します。「通常」「マラソン」等、わかりやすい名称を設定します。

左側のパーツから設置したいものを選び、「追加」をクリックします。パーツの詳しい内容は右側の編集欄で設定します。

ちなみに、今回例として設置した「大画像」は、複数の画像を設定することでスライダー(スライドショー)の形にすることができます。

他にも「小画像」「商品」「商品(店舗内カテゴリ)」「タイトル」「テキスト」「お知らせ」「商品レビュー」「店舗内ランキング」「リンク」「小バナー(共通テンプレート)」「大バナー(共通テンプレート)」「目玉商品(共通テンプレート)」といったパーツがあります。

右上の「保存して反映設定」をクリックすると、確認画面が開きます。

「公開」を押した場合、作成した新トップページが公開されます。新トップページの公開後に従来のトップページに戻すことはできないので注意してください。

新スマホTOPへの切り替え後は、反映先(通常トップ/期間限定)・公開期間の設定画面が開くようになります。

最重要なのは「一番上の画像」

スマホトップのリニューアルに先立ち、スマホ版商品ページから店舗トップページへの導線強化が行われています。最近、商品ページ下部のフローティングエリアにショップボタンが追加されていることに気づいた方も多いのではないでしょうか。

店舗トップページを開いた際、まず目に入るのは画面上部の店舗ヘッダー(共通エリア)の看板画像です。看板画像は幅3:高さ1の比率となっており、この比率に合わないものは中央でトリミングされます。推奨サイズとされている幅1200px・高さ400pxで作成するのがおすすめです。

パーツ編集可能エリアはその下になります。なかでも最重要なのが「一番上に何を持ってくるか」です。上記の例では、左側の「パジャマ屋」は20周年のイメージ画像、右側の「楽天24」はクーポンや特集ページへのリンクバナーを設置しています。

店舗トップページを訪れたお客様は、ファーストビューで目に入る看板画像や編集可能エリア最上部に設置されている画像の印象で、下の方までスクロールするかそのまま離脱するかを一瞬のうちに判断します。お客様にお店の何を一番印象づけたいか(信頼感・おトク感・品揃えの豊富さ・オシャレな雰囲気…等)を改めて検討し、この部分にどんな画像・どんなパーツを配置するか決めるとよいでしょう。

2022年 楽天市場スマホTOPリニューアル内容とは まとめ

楽天市場の店舗スマホトップページは、あと半年〜1年ほどで新スマホトップページへとリニューアルが必須となります。どんな狙いをもったスマホトップページにするか改めて検討し、新トップページへの準備を進めていきましょう。

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