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発送コストを削減!ECサイト向けのおすすめ格安発送代行サービス10選

ECサイト運営に欠かすことのできない要素のひとつに、発送業務があります。注文数に比例して発送数も増加し、在庫スペースやスタッフの確保が追いつかないこともあるのではないでしょうか。そんなときにぜひ検討したいのが発送代行サービスです。
初稿:2024/12/12
追記:2025/1/9、2025/3/21

EC向け発送代行サービスとは

発送代行サービスとは、商品の在庫管理と受注後の発送対応の一連の作業をアウトソーシングできるサービスです。具体的には、在庫管理については商品の入荷・検品から棚入れ・保管、発送対応についてはピッキング・検品・梱包・発送といったものになります。

発送業務には商品の保管スペースや作業を担う人的リソースが必要になりますが、注文が増加すると自社では担いきれなくなるケースがあります。また、繁忙期と閑散期で発送ボリュームの差が大きい場合、どうしても管理上のムダが生じてしまいがちです。

こうした悩みを解決するのが発送代行サービスです。利用には費用がかかりますが、発送業務をアウトソースすることでさまざまなメリットを享受することができます。

発送代行サービスを利用するメリット

人的リソースをコア業務に集中できる

これまで人手を発送業務に割かざるを得なかった場合、発送代行サービスを利用すること人的リソースをコア業務に集中させることができます。

発送業務は、属人性が低く定型的な「代えのきく」業務です。必ずしも自社の要員が行う必要のない業務はアウトソーシングし、専門性や的確な判断が求められるコア業務に注力することで全体の効率化につながります。

在庫スペースの確保が不要になる

自社で発送業務を行う場合、ある程度の在庫スペースが必要です。確保できる面積には限りがあるため、在庫スペースの限界がECショップの限界になってしまうこともあるかもしれません。

発送代行サービスを利用すれば、在庫スペースの確保が不要になります。取扱量の増加にも柔軟に対応できるため、将来的なECの規模拡大にも対応しやすくなるというメリットもあります。

固定費の負担を減らせる可能性

取り扱う商品によっては、季節性によって業務の繁閑に大きな差が生じる場合もあります。その場合でも、要員や在庫スペースは最も多いときに合わせて確保しておく必要があり、閑散期に入ったら減らすというのは現実的に難しい場合が多いでしょう。

発送代行サービスの料金体系は基本的に物流量に応じて決まるため、繁閑によって物流経費が変動する形になります。場合によっては、現状の固定費と比べて負担が減るケースも考えられます。

発送代行サービスを利用するデメリット

利用にコストがかかる

発送代行サービスの利用には、当然のことながら費用がかかります。自社で発送を行う場合の保管費・物流管理費・輸送費等と比べてのコスト感は、前述のさまざまなメリットを加味して総合的に判断する必要があります。

柔軟な対応が難しい

ギフト系の商品を扱っている場合、熨斗や名入れなどのオプション対応を行うケースも多いです。こうした対応が可能か・コストがどのくらいかは、発送代行サービスを利用するにあたって予め確認する必要があります。

おまけやサンプルを同梱する等も自己発送であれば柔軟に対応しやすいですが、発送代行サービスではこうした点の小回りはききづらいです。

自社にノウハウが蓄積されない

発送代行に限らずどのようなアウトソーシングでも同様ですが、外注化することで自社にノウハウが蓄積されなくなってしまうという面があります。もし将来的に発送代行を止めて自社発送に戻す可能性がある場合、この点も考慮しておきましょう。

発送代行サービス比較表

 料金入庫・検品料ピッキング料保管料
 ポストサイズ60サイズ100サイズ
楽天スーパーロジスティクス419円 (80サイズ)80円19円
スリーステップ240〜320円 (ネコポスサイズ)520〜600円 (宅急便サイズ)0円基本料に含む 
ロジモプロ320円650円〜890円〜18円15〜28円0.4〜10円
サイテキ400円660円0円
ECO宅550円〜4,980円/月
ウルロジ(非公開)
EC物流ドットコム320円サイズ・配送業者による100円  
NEP790円〜
ECレスキュー510円〜
共同新聞出版発送所195円〜450円〜
※楽天スーパーロジスティクスは、80サイズの商品を10日間保管した場合の料金

楽天スーパーロジスティクス

楽天スーパーロジスティクス(RSL)は、楽天市場の出店者向けの物流アウトソーシングサービスです。翌日配送や365日出荷に対応し、配送品質向上制度への対応・最強配送ラベル獲得の観点からも非常に魅力的です。

楽天市場での店舗運営では、スーパーセールやお買い物マラソンといった大型セールに伴う物流量の増加がつきものです。RSLはこうしたイベントスケジュールを把握し十分な対応が可能である点に安心感があります。また、ギフトラッピングやメッセージカード封入にもオプションで対応可能です。

スリーステップ

スリーステップは、基本手数料+送料のシンプルな料金体系が魅力的な発送代行サービスです。資材代・入庫料は0円、検品、ピッキング・出荷、梱包は基本料に含まれます。基本料金はなく、使った量に応じて費用が発生するので経費を変動費としてコントロールしやすくなります。

EC発送代行のほか、Amazon FBA・楽天ロジ(RSL)へのの納品代行も行っています。ラベル貼りやOPP袋入れのような流通加工のみのスポット利用も可能です。

ロジモプロ

ロジモプロは、物流倉庫会社が直接運営している中小EC向けサービスです。Amazon・楽天・Yahooショッピング・自社ECなど販売チャネルを問わず利用できます。ネクストエンジン・クロスモール等の外部システムの連携が可能ですが、ロジモプロ単体でも商品登録から出荷指示まで一連の操作を完結できます。また、物流倉庫運営の実績を持つ「株式会社清長」が提供する、中小規模のEC事業者向けの効率的で柔軟な物流代行サービスです。このサービスは、Amazon楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手モールだけでなく、自社ECサイトなど多様な販売チャネルに対応可能で、システム導入の必要なく、すぐに利用開始できるのが特徴です。

初期費用や月額固定費は一切不要で、完全従量課金制を採用。保管料は商品のサイズや保管日数に応じて計算され、最低利用条件もないため、1個から気軽に利用できます。また、ギフトラッピングや緩衝材梱包といった豊富なオプションサービスを備え、ニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。

さらに、最短1週間で利用開始できるスピード感と、土日祝日対応の発送体制、クラウド型システムによる迅速なアップデートも魅力。ロジモプロは、物流にまつわる煩雑な業務をスムーズに解決し、EC事業者の成長を力強くサポートします。

ギフトラッピングや気泡入り緩衝材梱包(プチ巻き梱包)も対応可能で、月間納品数・出荷数の最低条件がない点もポイントです。

サイテキ

サイテキは、ECや通販ビジネス向けに効率的かつ柔軟な物流サービスを提供し、顧客のビジネス成長を力強くサポートします。その特徴として、低コストな配送や保管、スムーズな移行支援など、多様なニーズに応える充実したサービスがあります。

1. 低コスト配送オプション
サイテキでは、小型商品の配送に適したネコポスを1個400円から提供。顧客のコスト負担を軽減し、迅速な配送を実現することで購買体験の向上に寄与します。

2. 保管コストの大幅削減
保管料金は、フルフィルメントAmazonの半額で提供。安全で効率的な在庫管理が可能となり、経営効率の向上に繋がります。

3. スムーズな倉庫移行
既存の物流業者からサイテキへの移行を希望される顧客には、移転料金を無料でサポート。切り替えに伴う手間やコストを抑え、円滑な導入を実現します。

4. 効率的な運営と低価格
自社運営による荷物の入出荷で、効率的な作業フローを確立。コスト削減を追求しながら、高品質な物流サービスを提供します。

5. 柔軟なスペース利用
必要なスペースのみを利用する間借り形式を採用。顧客のビジネス規模に合わせた柔軟な対応が可能で、経費削減に貢献します。

サイテキのEC物流代行サービスは、ネコポス400円/個、60サイズ600円/個という分かりやすい料金設定が魅力的です。基本料金・入庫・梱包・配送が上記に含まれます。在庫保管料はフルフィルメントby Amazonの約半額とリーズナブルな設定になっています。

さらに、受注管理やレポート作成も代行可能な上位プランも用意されています。こちらは、60サイズ860円/個となっています。受注管理などを含めさらに手間を減らしたい場合はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

ECO宅

ECO宅は、WEB通販専門の配送代行サービスです。配送料は全国一律350円〜、倉庫利用一式込みで550円〜という設定になっています。法人はもちろん個人事業主でも利用可能で、EC販売を行っている事業者のほか個人でオークションをやっている方も利用しているようです。

物流サービスのECO宅を利用することで、無料のECコンサルティングを受けられるのが特徴のひとつです。

ウルロジ

ウルロジは、EC・通販のバックヤード業務を担うサービスです。国内を対象としたフルフィルメントサービスはもちろん、越境EC・海外物流代行にも対応しています。また、EC以外にサンプリングやカタログなどの冊子発送などもスポットもしくは定期で対応可能です。

楽天・Yahoo!ショッピングをはじめ、Shopify・BASE・カラーミーなどさまざまなシステムと自動連携が可能です。化粧品/医薬部外品の流通加工に必要な製造業許可を得ているため、こうした商材を扱う方にもおすすめです。

EC物流ドットコム

EC物流ドットコムは、1988年創業で30年を超える豊富な経験を持つ発送代行サービスです。2020年度実績でEC物流継続率97%という実績があり、利用者の満足度の高さが伺えます。

1パレット・1棚という小ロットでの利用が可能で、費用を最小限に押さえながらスタートすることができます。倉庫は埼玉・東京にありますが、全国から利用が可能です。

NEP

NEP(日新ECパートナーズ)は、1個出荷750円〜という基本料金の分かりやすさが魅力です。入荷・入荷報告・在庫管理・在庫報告・ピッキング・梱包・配送料・出荷・出荷報告という一連の流れはすべて含まれ、着払い運賃の立替やシール貼付などイレギュラーな作業が発生した場合のみオプション料金がかかる仕組みです。

大阪に拠点があり、ネット通販のお届け先の大半を占める関東はもちろん、九州へも翌日配達が可能です。ギフト包装の対応や冷凍食品の取扱もあり、さまざまなニーズに応える発送代行サービスです。

ECレスキュー

ECレスキューは、出荷作業料・配送料・納品書等のチラシ同梱費用が一式含まれた分かりやすい料金体系が特徴です。80サイズまでの場合、出荷数量によって単価が変わり、最も多い10,000個以上の場合510円/個となります。

大口出荷・専用伝票などBtoB特有の出荷形態にも対応可能です。土日も出荷可能で、スピード感のある配送を実現しています。また、アパレル商品のハンガー立体保管にも対応しています。

共同新聞出版発送所

共同新聞出版発送所は、ネコポス・ゆうメール・宅急便などの発送代行を行っています。小ロットOK・即日対応可能で、小回りの効くサービスです。ネコポスの場合1配送215円〜、ゆうパケットの場合1配送195円〜と、リーズナブルな設定になっています。

このほか、ゆうメール発送代行やハガキ・DM発送代行も行っており、もちろん一般的な宅急便等の発送代行も利用可能です。1都3県を対象とした140サイズまでの荷物の場合、SBS足背便で1配送450円〜という価格設定になっています。

発送代行サービスを選ぶポイント

トータルコスト

発送代行サービスを検討するとき、まず気になるのが料金です。このとき、各サービス間での料金比較を行う前に、自己発送する場合との比較をぜひ行ってみてください。保管費・管理費・輸送費といった各コストに加え、物理的なスペースや人的リソースという観点も忘れてはなりません。発送代行の利用で多少コストがかかっても、商品の保管スペース・発送作業用のスペースを削減できる・人員を別の業務に割り振れるという観点で考えれば、サービスの利用を前向きに考えるべきというケースは多いです。

ECプラットフォームとの連携

お使いのモールやカート・在庫管理システムとの連携が可能な発送代行サービスを利用すれば、さらなる業務効率化が可能になります。単に発送作業を代行してもらうだけでなく、出荷指示や在庫同期などを自動化し、ワンランク上の省力化・スピード化が実現できます。

商品ジャンルに合わせた対応

扱っている商品ジャンルによっては、発送代行サービスがその商品に対応可能であるかを確認する必要があります。例えば冷蔵・冷凍食品を扱う場合、冷蔵・冷凍に対応していることは必須です。贈答向け商品では、のしやギフトラッピングの対応可否をチェックしましょう。

発送拠点

一般的に、ECの発送先は関東がかなりの割合を占めるケースが多いため、関東もしくはその周辺に発送拠点があり、翌日着で発送できると有利です。

もし九州などに利用者が多いショップの場合、関西の拠点から発送するほうが関東から発送するよりも到着が早くなります。ショップ利用者のエリアに偏りがある場合は、発送拠点という観点から発送代行サービスを選ぶのもひとつの考え方です。

出荷可能数

小規模なショップや小ロットで多品目を扱うような業態の場合、小ロットでの対応が可能なサービスを選ぶ必要があります。また、月間の出荷数や保管スペースに上限があるサービスもあるので、将来的な成長を見越した場合、途中で別のサービスへ切り替えが必要になることも考えられます。現時点だけでなく、将来も視野に入れて検討することをおすすめします。

柔軟な対応・サポート

発送手配中のキャンセル等、イレギュラーなケースにどのくらい柔軟に対応できるかという点もチェックしておくとよいでしょう。自社出荷であればその都度対応していたような内容でも、発送代行サービスでは対応不可ということもあります。

ECサイトの格安発送代行サービス プチまとめ での意外な盲点と発見

 筆者においてもECコンサルティングや商品登録に数百社とか変わってきている業務柄、ECの発送代行サービスへの引っ越しや選択、今後外注をしていきたいというニーズがかなり多いことも認識済みだが、いざ見積もりをし始めるとまず初めに障害となる事が発生する。案外・・・外注のハードルが高い事。今回ピックアップしたどのサイトも、サイト面ではなどんな商品サイズや数量でも受けてくれそうな雰囲気満々なのだがいざ数量を割り出して見積もりとなると月次の出荷数量が年平均でも500品~1000品~などで費用面で大きな差がでます。もちろん数量が多くなれば費用は抑えられるのはそうなのだが、都合よくなるべく小さく初めて徐々にビルドアップして数量を増やしたいというのがわがままなニーズであり、それが本気に探している中小ECサイトの現実とも言える。もちろんそんな都合のよい倉庫が存在したら良いな・・なんていう願望も含めて調査だったわけだが、思っていた以上に商品登録ドットコムで冷凍倉庫を探した時に比べるとかなりハードルが下がっていると思いました。 例えば今回調査したスリーステップさんなんかは、初期費用0円で且つ下限についても特に料金テーブルに月額1000円+300個/月次以下1500円 っていう項目意外は別段表記無し(但し追加パレットは5000円/月)だったので、案外ミニマムスタートができちゃう。

発送コストを削減!ECサイト向けのおすすめ格安発送代行サービス5選 まとめ

発送業務はEC運営に欠かせないものですが、人員や在庫スペースの確保や繁忙期・閑散期の差などで悩んでいる方も少なくありません。その場合にはぜひ発送代行サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。利用には料金がかかりますが、在庫スペースが不要になるほか、人的リソースをコア業務に集中させることが可能になります。また、物流コストを変動費にできることもメリットのひとつです。

ECサイトの発送代行も大きな引っ越しが必要となりますので、在庫連動やデータ管理に関して弊社側でデータ連携作業や在庫連携作業を代行することも可能です。発送代行とともにEC商品登録代行ECの在庫連動対応などが必要な場合は商品登録ドットコムへお声がけください。

お問い合わせはこちら

tel:050-1746-5247

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