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ネットショップのお中元商戦対策 傾向と対策とは 2024年7月版

当サイトではこれまでにもネットショップのお中元対策について記事を掲載してきました。ここ数年のギフト需要はコロナ禍の影響が見られ、オンライン利用の定着によるネットショップの需要増加が見られたほか、帰省を見送る代わりに贈る「帰省暮」というキーワードも話題になりました。今回は、2024年の最新の状況に基づいたお中元商戦対策について解説します。

アンケートに見るお中元文化の今後

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000051606.html

株式会社ウェブギフトが企業におけるお中元の扱い方・考え方について行った調査によると、今年(2024年)お中元を贈るのは全体の45%でした。企業としての贈答に限定した調査である点に注意は必要ですが、すでにお中元を行わないほうが多数派になっていることがわかります。かつて盛んにお中元の贈答が行われていた時代を知る人からすると改めて驚かされるデータかもしれません。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000051606.html

お中元そのものについての個人の価値観を尋ねる質問では、「廃止すべき日本文化」と答えた人が63.3%と半数を超えています。「守るべき日本文化」と答えた人も36.7%おり、お中元文化を大切にしたいという価値観もある程度根強く見られますが、全体としては縮小の流れにあるといえそうです。

こうした流れの要因としては、コンプライアンス意識の高まり・経費削減・虚礼廃止などと並んで、リモートワークの普及によりオフィス宛に送っても受け取られないケースが出てきていることなどもあるようです。

若い世代を中心に広がるサマーギフト(夏ギフト)

いっぽうで、ここ最近浮上してきているキーワードが「サマーギフト(夏ギフト)」です。

引用:https://www.datacom.jp/2902/news-release/

データコム株式会社が行った働く世代を対象に行なったアンケートによると、「お中元、サマーギフトを送りますか?」という質問に対し「どちらも贈る」と答えた人が10.9%、「サマーギフトのみ」と答えた人が2.9%でした。

引用:https://www.datacom.jp/2902/news-release/

年代別に見てみると、若い世代ほどサマーギフトを贈ると答えた割合が高く、20代では16.8%となっていました。かしこまった形式のお中元と比べてよりカジュアルなサマーギフトという形を好む傾向が見て取れます。

お中元・サマーギフト(夏ギフト)の現状

こちらは、Googleで「お中元」と検索したときの結果画面です。高島屋・三越・イオン・大丸松坂屋といった大手が、ページタイトルに「夏ギフト」という語句を入れています。なかには「お中元」よりも前に「夏ギフト」というワードを入れている例も見られます。

実際にデパート等のお中元・夏ギフトページを見てみると、「夏の贈りもの」「夏ギフト」といったワードを使っているところが多く、「お中元」よりも大きく表示しているところもあります。従来的なお中元のイメージにとらわれすぎず、夏のギフト需要をより柔軟に捉えていく姿勢が見られます。

楽天でそれぞれの語句を検索した際のヒット数を調べたところ、本記事執筆の2024年7月時点で、「お中元」が200万件以上、「サマーギフト」は約16万件、「夏ギフト」は約22万件でした。「お中元」は非常に競争の激しいワードとなっていますが、「サマーギフト」「夏ギフト」というワードを使っている商品ページはまだ少なく、比較的戦いやすい状況といえそうです。

お中元を贈る時期には地域差もありますが、7月上旬〜7月15日頃まではお中元、それを過ぎたら暑中見舞い・残暑見舞いとするのが一般的なマナーと言われています。夏ギフト・サマーギフトはあまり時期に細かく縛られることがないのも特徴です。

楽天市場のお中元・サマーギフト(夏ギフト)のサジェストワード

「お中元」「サマーギフト」「夏ギフト」それぞれの語句に続けてサジェストされるワードは、それほど大きな違いはありません。

過去記事でも、お中元シーズンに合わせて商品名や商品説明文などに「お中元」のキーワードを盛り込むことを提案してきました。今後は、夏ギフト・サマーギフトという語句も合わせて取り入れることもぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

また、お中元のイメージがあまりない商品も、夏ギフト・サマーギフトとしては需要があるケースもありそうです。特に若い世代に人気がありそうなおしゃれな商品、あまり高すぎず気軽に贈れる商品などはチャンスです。

押さえておきたいLINEギフト

比較的カジュアルなギフト用途を考えるときにぜひ押さえておきたいのがLINEギフトです。LINEでつながっている相手にギフトを贈れる機能で、配送先は受け取る側が入力するため、住所を知らない相手にも贈れるのが特徴です。

出典:https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/008401/

お中元ではなく母の日の例になりますが、2024年の母の日当日のLINEギフトの流通額は前年比約160%という数字が出ています。利用者数も過去最多を更新、平均単価も伸長しており、非常に勢いが感じられます。

ヤフーショッピングでは、LINEギフトとの連携機能を提供しています。ヤフーショッピングに出品している商品をLINEギフトでも販売することができ、ヤフー側の管理画面ストアクリエイターProで一括管理できます。LINEギフトへの出品には申込みと審査が必要ですが、新たなギフト需要を広げるための大きなチャンスとなり得るため、但し、残念ながらYahoo!ショッピング連携としての機能は今年に入って終了となり、出店申し込みはLINEギフトへ直接というルートとなっています。

日本の伝統 お中元とは まとめ

日本のお中元とは、夏の時期に日頃お世話になっている人々に感謝の気持ちを表すために贈る贈り物のことです。この習慣は、古くからの日本の風習であり、社会的な繋がりを強化する重要な行事とされています。

■お中元の概要
 目的: 感謝の気持ちを表すため、お世話になっている方々に贈り物をする
 対象者: 上司、取引先、親戚、友人、隣人など

■お中元の期間
 地域ごとの期間:
  東日本(関東など): 7月初旬から7月15日まで
  西日本(関西など): 7月中旬から8月15日まで
  一部地域(関西の一部、四国など): 8月初旬から8月15日まで

■お中元の贈り物の例
 食品: ハム、ソーセージ、缶詰、ゼリー、菓子、果物
 飲料: ビール、ジュース、お茶
 調味料: 醤油、オリーブオイル
 日用品: タオル、洗剤、台所用品

■風習やマナー
 ・贈る時期:
  地域ごとの期間を守ることが重要です。遅れる場合は「暑中見舞い」や
  「残暑見舞い」として贈ることができます。
 ・贈り物の選び方:
  受け取る相手の好みや生活スタイルを考慮して選ぶことが大切です。
  賞味期限が長いものや保存がきくものが一般的に好まれます。
 ・熨斗(のし):
  お中元の熨斗(のし)には「御中元」や「お中元」と書かれたものを
  使用します。
  表書きには贈る側の名前を書き、正式な贈り物としての形式を整えます。
 ・感謝の言葉:
  贈り物に添えるカードや手紙に、日頃の感謝の気持ちや健康を祈る言葉
  を書くと丁寧です。

お中元 ネットショップ対策 振り返り 2022年 2023年

ネットショップのお中元商戦対策 傾向と対策とは 2024年7月版 まとめ

お中元の贈答文化はまだ根強くあるものの、特にビジネスシーンにおいてはお中元を行わない人が半数を超えるなど縮小の流れにあることは否めません。いっぽう、大手デパートなどでは「お中元」と合わせて「夏ギフト」・「サマーギフト」というキーワードを打ち出す例が目立ってきています。マナーや慣例に縛られず、より気軽に贈れる夏ギフト・サマーギフトには、お中元とは少し異なる需要となるポテンシャルがありそうです。カジュアルギフトについては流通額や利用者数が今まさに伸びているLINEギフトにも要注目です。ヤフーショッピングに出店していれば連携機能によってLINEギフトでの販売が取り組みやすくなっています。

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