- 2024-8-7
- WordPress
- welcart, WordPress, ショッピングカート, ネットショッピングカート
インターネットを利用する人にとってWordPressは身近な存在です。有名な企業やブランドの公式サイトにWordPressが使用されている例は数多く、普段何気なく見ているサイトやブログもそのひとつかもしれません。Welcartのようなプラグインを使えば、WordPressでECサイトを構築することも可能です。
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ECサイト構築にも活用されるWordPress
オープンソースCMSの一種として世界No.1のシェアを誇るWordPressは、ブログや企業サイト・ブランドサイトだけでなく、ECサイトの構築にも活用されています。
WordPress自体にはECに関する機能はありませんが、プラグインを導入することによってECカート機能を持たせることができます。必要な機能をプラグインによって柔軟に追加できるのはWordPressの優れたメリットのひとつです。
ECカートプラグインWelcartとは
WordPressにはEC関連のプラグインが非常に数多く存在します。しかし、海外製のものも多く、日本のEC事情に合ったものは実はあまり多くありません。
日本製のWordPress向けECプラグインとして人気が高いのが「Welcart(ウェルカート)」です。管理画面上の表示が日本語なのはもちろん、商品管理や注文管理・会員機能・ポイント機能といったECサイトに必要な機能がひと通り揃っており、無料で利用できます。
クレジット決済をはじめとした各種の決済手段にも対応しており、追加で拡張機能を導入すればダウンロードコンテンツや定期購入などにも対応可能です。
WordPressでECカートを導入するメリット
ECサイトを構築する場合、モールに出店するか、ASPカートを利用する方法が一般的です。楽天やAmazon・Yahooショッピングといった大手モール、あるいはMakeshop・カラーミーショップ・ShopifyといったASPカートが主な検討候補となります。
モール出店やASPカートと比較して、WordPressにWelcartのようなECカートプラグインを導入する方法にはどんなメリットがあるでしょうか。
サイトを一元的に管理できる
WordPressでECカートを導入した場合、サイトの管理を一元化できるというメリットが大きいです。コーポレートサイトやブランドサイトとECサイトが別になっている場合、管理画面やログインID・パスワードもそれぞれ別になります。細かい部分のようですが、日々の運用ではこうしたちょっとした手間が馬鹿になりません。
Welcartプラグインを使ってひとつのWordPressのなかでWebサイトとECサイトを運用していれば、管理を一元化することができ効率的です。
カスタマイズ性が高い
ECモールやASPカートの場合、ショップのデザインなどをカスタマイズできる範囲には限度があります。例えば楽天RMSではiframeやscriptといったタグの使用が制限されているため、別ページを呼び出して表示させたりJavaScriptを使った各種効果を取り入れることができません。
WordPressではこうした制約がなく、自由にカスタマイズを行うことができます。デザイン面だけでなく、プラグインを使って問い合わせフォームの設置やデータのバックアップなどさまざまな機能を追加することも可能です。
SEOに強い
WordPressは、構造的にSEOに強いと言われています。商品の紹介記事などコンテンツマーケティングに注力したい方には最適です。SEO対策のプラグインも豊富にあり、Google XML Sitemapの自動送信のような便利な機能を比較的簡単に導入することができます。
ECサイトの運営で多くの方が苦労するのが集客ですが、同一ドメイン内でブログやオウンドメディアとECを運用することによってドメインパワー(SEO的な意味におけるサイトの信頼度)を集約できるのは大きなメリットです。
月額コストがかからない
モール出店やASPカートの場合、登録商品数などに応じて数千円〜数万円の月額費用がかかります。これに加えて利用状況に応じてシステム利用料などがかかってくるのが一般的で、ある程度の月額コストを見込んでおく必要があります。
WordPressでECサイトを構築する場合、WordPress本体もWelcartプラグインもこうした費用はかからず、無料で使用することができます。
ただし、WordPressを設置するサーバーの費用やサイトの住所にあたるドメインの費用は別途かかります。
WordPressでECカートを導入するデメリット
セキュリティ対策に注意が必要
WordPressでECカートを導入する場合、セキュリティ対策に注意が必要です。
WordPress本体やプラグイン・テーマは随時バージョンアップが行われています。セキュリティ脆弱性に対応するためのものも多く、新しいバージョンが出ていたらすぐにアップデートすることが大切です。過去にはWordPressの脆弱性を突いた攻撃によって情報漏洩やサイトの改ざんといったセキュリティ事故が起きていますが、その多くが適切なアップデートを怠っていたことが原因と言われています。
本体やプラグインのアップデートだけでなく、ログイン用のID・パスワードの適切な管理、定期的なバックアップの取得なども自己責任で行っていく必要があります。
デザインや機能にこだわるほど高いスキルが求められる
WordPressでのECカート構築はモール出店やASPカートと比べて自由度が高い反面、思い通りのデザインや機能にこだわるには相応のスキルが求められます。
HTML・CSS・PHPといったWeb関連の技術があれば完全にオリジナルのデザインを実現することも可能ですが、あまり詳しくない場合、既存のテーマ(デザインテンプレート)から選ぶ形となり、モールやASPカートを利用する場合とあまり変わらないかもしれません。
サーバーの選定・環境構築を自分で行う必要がある
モールやASPカートは申し込めばすぐにショップを始めることができますが、WordPressの場合、サーバーの選定や環境構築を自分で行う必要があります。
サーバーにはさまざまな種類や契約プランがあり、WordPressが推奨するPHP・MySQLのバージョンに対応しているかの確認も必要です。また、万一WordPress本体やWelcartをはじめとしたプラグインのインストール時にトラブルが合った場合、自ら対応しなければなりません。こうした点を考えると、モールやASPカートに比べて手軽さの面では劣ります。
WordPressでECカート導入するメリット・デメリット(welcart編) まとめ
世界で最も高いシェアを誇るWordPressは、プラグインを導入することによってECカート機能を追加することも可能です。日本ではWelcartという無料のECプラグインが人気で、商品管理・注文管理・会員機能・ポイント機能等が揃っています。WordPressでECカートを導入するのは、モールに出店する場合やASPカートを利用する場合と比べてさまざまなメリット・デメリットがあります。それぞれの特徴をよく理解したうえで適切な方法を選択しましょう。
welcartの導入を検討しているが現在の自社サイトからの商品移行が難しい、大量の商品登録や項目選択肢・オプションがあって自社スタッフや既存の制作外注では対応ができないなど、商品登録代行 商品登録外注 へのご相談が発生する場合はお気軽にご相談ください。welcartではCSVでの取込もできますので、新規でECサイト構築を考えていて商品登録代行をお願いしたいなどの対応も勿論可能です。今回の記事にもありますがwordpressを利用したプラグイン系のカートにおいては少し癖があったりとっつきにくい部分もありますので、welcartへの商品登録代行 商品登録外注 をご利用頂き不明な点等はご相談頂ければ幸いです。