- 2018-7-1
- ネットショップ, 楽天市場
- 楽天市場出店, 楽天市場出店メリット
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楽天市場で出店検討するときに知っておくべきメリットとデメリット
ネットショップの運営では、自分のお店の自社サイトだけではなくショッピングモールに出店をすることも珍しくありません。代表的なショッピングモールといえば楽天市場ですが、実際に出店検討するとなれば、メリットだけでなくデメリットも出てくることを理解しなければなりません。
最近の大手の傾向を見ると、モールの流れよりは自社サイト展開に傾きつつるように思いますが中小企業にとって、自分の会社がどのスタイルが良いかという部分も見極めて出店する事が良いです。飲食店や路面店を作るのではないので沢山の投入資金が必要ないという部分はネットのメリットとも言えます。よく例えられる一例として、デパートに出店するのと郊外で人が歩いていないお店を出すのとではどちらがいいですか? 今はこの質問微妙だと考えています。楽天市場でもYahoo!ショッピングでもモール内において検索高位置(モール内SEO)につけるのは厳しい物です、ましてや競合ひしめくような、ビッグワード系の商品を売る場合だと、検索ワードで上位表示することがいかに苦しいか、通常のgoogle検索SEO同様、近年大変な作業となってしまいました。ちょっと前だと無料の検索結果導線(TOPから左のナビカテゴリーから階層降りた場所に無料の導線が
あり、それを毎月チェックしてキーワードを入れた物です)は残念ながら、楽天市場、Yahoo!ショッピング ともに皆無に近いです。そう言う意味でいえば人通りの多いデパートではあるが、地下の地下に出店しても誰も来てくれません。ましてや楽天市場は4万店舗を超える店舗がひしめいています。
楽天市場で出店メリットとは
具体的にどのような事があるのかと言うと次のようなことです。メリットの方はと言うとネットで買物をするというときに最初に楽天市場を確認する人は多く、それは集客力が高いことを意味しています。その中で、さらに成果が出せるようにとお店に担当のECコンサルタントがつくことになっています。そのECコンサルタントのアドバイスを受けて、どのような広告を出すべきか、どんなキャンペーンをやっていくべきかと行った戦略を練ることが出来ます。
■システム面
・初心者でも分かりやるし簡単なシステム
使いやすいツールやわかりやすいシステムが導入されており運営の手間を軽減する事ができます。また自社サイトと違ってECコンサルタントが付く事や、システムややり方、方法等が分からない時でもナビダイヤルでECコンサルタント以外のシステム専門のオペレーターが対応してくれるので、本当の初心者でも安心というメリットが受けられます。
・サードパーティーのシステムが多数存在している
最近では楽天市場のシステムを補助するためのシステムが多数存在し、楽天市場のシステム+外部システムを使う事でより効率的な運営が実現できたり、出荷すら倉庫に預けてアマゾンのFBAの注文が入ったら自動的にお客さんに出荷してくれるような物も多数存在しています。販売を軌道に載せる事ですべてを外注+自動化する事も不可能ではありません。
・商品登録するだけで売れる仕組みも提供している
下記の画像は、商品ページ楽天市場のカゴの下にどの店舗でも表示されている表示枠ですが楽天側で自動的にチョイスして同梱商品や類似商品を表示してくれます、Yahoo!ショッピングなどでは、おススメ品設定がこれに当たる物です。
※(楽天市場側によって自動的に配信されている物で、店舗さんのほうで制御はできません)因みに楽天市場のスマホアプリでは、(楽天スマホサイトでは出てこない機能です)商品ページ(スマホ説明文の下に)の下に他店舗のサムネイル「楽天市場のおすすめ商品」が表示されます。これは若干デメリットになるかもですが、お客さんにとっては凄く便利で探し切れてなかった商品が見つかる機能とも言えます。勿論自社サイトへの誘客もしてくれます。
また、一度お客さんがアクセスを行うと、GoogleAdwordsなどで言うリターゲティング広告が楽天でも行われますので、他サイトや楽天が配給している広告媒体やcriteo.comなどの広告システムを使い効率的に売上を向上させるための仕組みを楽天外でも行っています。
※これは楽天BLOGに配信されているcriteo.comの広告になります。
■運営・戦略・情報共有
・キャンペーン
を行うときには、楽天スーパーポイントというポイント制度で、通常よりも付与率を高くすることがありますが、その分の負担は楽天市場の方でやってくれますからいつもよりも売上が上がりやすくなりお得です。現在は楽天カード会員にSPUという制度を作り、より楽天会員+楽天カード会員にメリットを出やすくしています。また楽天会員という枠で言うと、楽天はトラベルや銀行・証券・携帯電話など様々なサービスを横展開し、楽天商圏を拡大させています。株価の面や利益面で苦戦を強られているとは言え、現在Amazon・楽天・ヤフーという3強の変更はありません、Yahoo!ショッピングでも売上額では1/2に達しておらず、現在でも楽天で商売をするメリットは十分残されています。
楽天市場で出店デメリットとは
それでデメリットですが、残念ながら出店するための手数料が高くてお店によっては大きな負担となってしまうことになります。もし売上が出てもその手数料を支払えば利益がなくなってしまうこともよくある話です。それから楽天市場には多くのお店が集まるからこそ、お客さんも集まるわけですが、それは同時に山のようにいるライバル店の中から一つを選んでもらうために競争を勝ち抜かなければいけないということになります。ですから、他のお店に負けないような価格設定やレビューの評価の多さを得なければ検索をしたときに表示をしてもらえません。お店の売上を上げるために協力をしてくれるECコンサルタントですが、皆が同じように優秀というわけではなく中にはお店に独断でキャンペーンを打ち出してしまったり、効果的なアドバイスをしてくれないということもあります。ECコンサルタントの当たり外れは出店するまでわかりませんから、その結果によってはお店の先行きも左右されることもあります。
どうしてもECコンサルから同カテゴリーのどこそこがこんな企画をやってるから同じようなことをやりましょうとか、聞きたくもない事が耳に入りやすいのもモール特有です。また残念ではありますが広告販売がメインになってしまっている節があり、説明や話も単調になりやすい・・・ただし、話が来なくなると
全く優良な情報を取得しにくくなりますので、楽天との良好な関係を保ちつつどのような形が、楽天内に残れるかを模索する作業も、このECとの会話の中で重要なポイントなりますので、コミュニケーションを絶やすことはしてはいけません。モールで行うべき活動は、すなわち会社の方向性となりますので、会社の方針や規模感のレベルに合わせて運営が必要です決して無理をしてはいけません。経費を最小にする為にネット販売を始めているのですから、広告先行やECコンサル、楽天の言いなりな運営を行ってはいけません。あくまでもユーザビリティ向上と顧客満足
・ポイント率を上げるとか
・値引きをするとか
・クーポンを連発するとか
・必要以上に広告を使うとか
の事ではなく、適正価格で、お客さんが満足するサービスや商品の提供と、ネットだからやらないではなく接客出来ない分、何ができるかを常に考えてPDCAサイクルと改善を行っていく事がモールによらず、自社サイトでも同様に求められる事なのでしっかりとモール内で色々な見極めが必要となります。
楽天市場出店についてまとめ
いろいろとメリットとデメリットがありますが、一つ言えるのは出店をすれば勝手に売れるようになるわけではないということです。顧客の年齢層やニーズなどを考えて、そのときに有効な企画を次々と打ち出していく事が大切です。確かな方針があれば、デメリットを乗り越えるための解決策も考えつくでしょう。
楽天市場では、売れる店舗では数十億円、新興市場へ上場を果たす店舗さえもいますので、楽天ドリームをつかむ事も夢ではありません。しかしながらひと昔と比べて、ヒットへの方法や法則では通用しなくなっています。それは見栄えや見せかけだけのLP(ランディングページ)に何度も騙されお客さんはバカではありません、今は、レビューや第三者評価がある程度だれでも見られる時代です、本物や納得する商品でなおと中々残れません・・
楽天でも正常進化を遂げざる負えませんでした。ただ、スマホの台頭やモールでの楽天1人勝ち体制は長く続く事はありませんでしたので、楽天に出店するお店も必然の事ながら、楽天が成長し続けないと売上も上がらないドンズマリ状態となります。ただ中小でどこまで狙っていくかにもよりますが、300万から1000万/月 であれば十分狙えます。メリットデメリット書かせて頂きましたが、自社の強みと弱みそしてこれなら勝負できるという商品をしかっりとした軸を作ることで、楽天のみならずネットショップとして会社の中で利益を生み出す店舗とする事はできますし、商売としても成功に近づけると思います。ネットだからと肩ひじ張らずに、商売をやるんだと言う流れでこれから楽天へ出店される方は挑んで頂きたいです。