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STORE’s R∞を使ってコンバージョン上昇を狙う!基礎設定編

Yahoo!ショッピングで大きな成果を上げるためには、顧客情報の分析が必須です。クーポン発行などのキャンペーンは、分析結果に基づいてより効果的な形で実施したいものです。

そのためにぜひ活用したいのがSTORE’s R∞(ストアーズ・アールエイト)です。購入者に関するさまざまな情報を表示・分析するほか、各種キャンペーンの管理を行うことができるツールです。

2020/12/18:最新の状況に基づき内容を追加・修正しました。

STORE’s R∞(ストアーズ・アールエイト)とは

STORE’s R∞とは、ヤフーショッピングの出店者が利用できる顧客育成ツールで、PRオプションを全品1%以上に設定することが利用条件となっています。利用条件を満たしていれば使用料等は特に必要ないので、もしこれまで活用していなかった場合はぜひ一度試してみていただきたいツールです。

主な機能としては「ストア顧客状況の分析・見える化」と「キャンペーンの登録・管理」があります。

店舗の顧客状況を詳しく把握し課題を明らかにする、課題を解決するためのキャンペーンを行う、キャンペーンの成果を確認し新たな課題に対して手を打つ、というサイクルをこのツールを通じて回していくことができます。

お知らせバナーの表示やクーポン発行といった施策は、漠然とすべてのお客様に対して行うよりも特定のセグメントに絞って行うほうがより効果的です。STORE’s R∞では、「新規顧客」「リピーター」といったターゲットを絞ってキャンペーンを行うことができます。

また、定期的に実施されるキャンペーンをまとめて登録できる点も大きな特徴のひとつです。すべてのキャンペーンをひとつひとつ登録するのは効率が悪く、実施漏れなどのミスも起きやすくなります。効果の高いキャンペーンや狙っているターゲットに対してのキャンペーンは定期登録しておくと効果的です。

ダッシュボード

STORE’s R∞のトップページにあたる「ダッシュボード」には、さまざまな顧客データがグラフィカルに表示されています。

直近の購入ユーザーレポートには、「性別」「年齢」「エリア」「チャネル(スマホ・PC・アプリ)」「Yahoo!プレミアム会員」といったさまざまな顧客属性ごとの購入データが表示されます。

こちらの例では、女性よりも男性の購入がやや多い、年代的には40〜50代が中心、アプリからの購入が過半数、購入者はYahoo!プレミアム会員が大半であることなどが分かります。

他にも、「顧客の維持・育成・獲得状況(新規・リピーターの比率)」や「アクションアラート(リピート確率が低下しそうなお客様の割合)」、「STORE’s R∞キャンペーン経由の成果」「配信中のキャンペーン」などの情報をまとめて見ることができます。

分析・見える化

「分析・見える化」メニューでは、「顧客ランク移動推移」「リピート限界アラート」といった分析データが用意されています。

「顧客ランク移動推移」では、新規獲得した顧客や離反した顧客の人数(割合)やランクアップ/ランクダウンの推移を月別に把握できます。

「リピート限界アラート」は、最終購買日からの経過日数によってリピート率が大きく下がりそうな顧客がどのくらいいるか見ることができます。

キャンペーン管理

キャンペーン管理では、各種キャンペーンの実施状況と結果を確認することができます。

なかでも押さえておきたいのは「通常キャンペーン管理」の画面下部にある「通常キャンペーン一覧」です。「表示する項目を選択」のプルダウンから、一覧に表示させるデータ項目を選ぶことができます。

通常キャンペーン一覧を詳しく見ていくことで、例えば「そもそも表示回数が少ないクーポン」「表示回数が多いのに獲得数が少ないクーポン」「獲得数に対して注文数が少ないクーポン」などを洗い出すことができます。

それによって「配信条件をもう少し緩めて表示回数を増やそう」「利用条件(○○円以上購入)を下げて注文数を増やそう」などといった改善策を検討することが可能になります。

データ分析から施策へ

ダッシュボードや「分析・見える化」メニューでさまざまな顧客データを見ていくことにより、店舗の課題が浮かび上がってきます。「新規顧客をもっと増やしたい」「リピーターの離反が増えているので対策したい」等、店舗ごとに抱える課題はさまざまです。それに基づき、キャンペーンメニューで手立てを打っていくことになります。

R∞のキャンペーンの種類(アールエイト)

STORE’s R∞のトップページにあたる「ダッシュボード」には、グラフや図を使って視覚的に分かりやすくユーザーの分析データが表示されています。例えば「購入ユーザーレポート」のパネルを見ると、購入者の性別や年代、居住エリアなどがわかります。「顧客の維持・育成・獲得状況」のパネルには、新規・リピーターの売上比率が表示されています。

こういったデータを見ていくと、店舗の課題が明らかになってきます。その課題を解決するために有効なのがキャンペーンです。

キャンペーンとして配信するものには「セール・お知らせキャンペーン」「クーポンキャンペーン」があります。キャンペーンを効果的に行い、コンバージョンに結びつけていきましょう。

セール・お知らせキャンペーン

買い物かご付近にセールまたはお知らせのバナーを表示します。目に止まりやすい場所に表示することで、効果的に誘導することができます。セールページや特集ページなど、ユーザーが関心を持ちそうなページや店舗としてぜひアピールしたいページへの導線を作るキャンペーンです。特定のお客様に向けて限定のお知らせを表示するなど、特別感のある施策を行うことも可能です。

クーポンキャンペーン

その名の通り「○○円引き」「○○%OFF」などのクーポンを発行します。注文金額や対象商品などを細かく設定することもできるので、店舗の事情や意図にあったクーポンを発行することができます。クーポンは利用者の関心が高いため、コンバージョン上昇が期待できる施策といえます。なかでもバースデークーポンは効果が出やすいと言われているので、もしまだ実施していなければぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

R∞のキャンペーン登録方法

STORE’s R∞でキャンペーンを登録するには、「通常キャンペーン登録」「一括定期キャンペーン登録」「タイムセール定期キャンペーン登録」の3つの方法があります。

R∞画面右側のメニューから「キャンペーン登録」を開き、登録したいものを選びましょう。

通常キャンペーン登録

最初に、キャンペーンの目的を選びます。「オススメ」「新規購入を増やしたい」「リピーターを増やしたい」「離反を防ぎたい」「ストアからのプッシュ」「カスタム」が表示されているので、目的に合ったものをクリックします。

ここでは例として「新規購入を増やしたい」を選びます。

目的を選ぶと、それに沿った具体的な施策が表示されます。

「新規購入を増やしたい」を選んだ場合、「未購入離脱者向け優待」「ウェルカムメッセージ」「Yahoo!ショッピングユーザー向け優待」が表示されます。

ここでは例として「Yahoo!ショッピングユーザー向け優待」を選びます。

続いて、配信対象者を選択します。「Yahoo!ショッピングユーザー向け優待」を選んだ場合、「Yahoo!ショッピング購買回数」を設定できます。

続いて、アクションを設定します。「セール・お知らせ」または「クーポン」のどちらかのタブを選びます。

この例では「クーポン」を選び、「クーポンを発行する」ボタンから「クーポン発行」画面を開いて詳しいクーポンの内容を設定します。

最後に、キャンペーンの基本情報としてキャンペーン名を設定し、必要に応じてメモを入力します。

以上が終わったら、「配信予約(クーポン発行)」をクリックします。

一括定期キャンペーン登録

一括定期キャンペーン登録は、成果の上がりやすいキャンペーンをまとめて登録する機能です。こちらで登録したキャンペーンは終了日まで自動で定期的に繰り返し実施されます。終了日は、一括登録した複数のキャンペーンに対してまとめて設定できます。

自分では具体的にどんなキャンペーンが有効なのか判断がつかない場合、まずはこちらの一括定期キャンペーンを試してみるのがおすすめです。

いくつかのキャンペーンが成果の高い順に表示されているほか、配信対象となる人数の目安もアイコンで分かりやすく表示されています。

こちらの画面ではすでに一括定期キャンペーンを登録済みのため表示されていませんが、初めての場合は表の一番右に選択ボタンが表示されます。実施したいキャンペーンを選択し、「キャンペーン内容を設定する」をクリックして次のページで詳しいキャンペーン内容を設定します。

登録後は、「一括定期キャンペーン管理」画面から設定変更を行うことができます。随時キャンペーンの成果を確認し、内容を見直していくことでより高いコンバージョンにつなげていきましょう。

タイムセール定期キャンペーン登録

タイムセール定期キャンペーン登録は、Yahoo!ショッピング主催タイムセールの開催日に合わせて自動でキャンペーンを発行できる機能です。登録の手間が省けるほか、値引率の上限を設定できるというメリットがあります。また、年末だけ・月末だけなど変更したい開催日だけ個別にクーポンを編集することも可能です。

ただし、自動発行できるのは「ストア内全商品」のクーポンのみとなる点、「値引き率指定」のクーポンは自動発行できるが「値引き額指定」の場合はできない点、R∞から発行したクーポンはストアクリエイターProから編集・削除できない点などは注意が必要です。

入力項目は「最大の値引き率」と「終了日」のみです。※印の項目はこの画面では設定できませんが、タイムセールの参加条件で指定可能な場合は、クーポンの自動発行後に通常キャンペーン管理から編集することができます。

集客アップキャンペーン

β版(お試し版)という位置づけになりますが、「集客アップキャンペーン」という新たなキャンペーン機能が追加されています。

特設ページなど、特別な画面・モジュールにクーポンを掲載するためのキャンペーンになります。例えば「当月にお誕生日を迎えるユーザー限定のクーポンページ」「Yahoo!会員限定のクーポンページ」などで、ヤフーショッピングやPayPayモールの目立つ場所から導線が作られるため、集客効果が高いのが特徴です。

ヤフーショッピングのバースデークーポンページへの導線の例です。ヤフーショッピングの閲覧中に非常に目立つ形でバナーが表示されるため、見た人は高い確率でクーポンページに移動すると考えられます。

こういったページにクーポンを掲載するには、「集客アップキャンペーン登録」からクーポンを設定します。

定額または定率での値引きクーポン、もしくは送料無料クーポンのなかから選べます。注文金額または注文個数でのクーポン利用条件、併用可否などが設定可能です。

集客アップキャンペーン登録で発行するクーポンは、配信対象は全てのユーザーとなります。通常キャンペーンと異なり、Yahoo!プレミアム会員やソフトバンクスマホユーザーといった配信対象者を絞る設定はできないので注意してください。

成功事例からみる運用方法とは

STORE’s R∞を活用して高いコンバージョンを実現した例は多数あります。STORE’s R∞画面右側のメニューに「成功事例紹介」のボタンがあり、商品カテゴリ別にさまざまな店舗の事例を見ることができます。

例えば、食品カテゴリで施策コンバージョン54.9%を達成した例では、特定地域のYahoo!プレミアム会員に絞ってクーポンを発行することによって10日間のR∞経由の取扱高が900万円を突破し、全体の59%にも及ぶ売り上げとなりました。

また、コスメ・香水・ヘアケアカテゴリで施策コンバージョン49.3%となった事例は、離反顧客を防ぎたいという目的のもと、一定期間購入のない会員に値引きクーポンを発行しました。これにより月間のR∞経由取扱高が450万円を突破し、全体の40%に達しました。

他にも、アウトドア・釣り・旅行用品カテゴリで、新規購入を増やすため離脱未購入会員にセグメントしてクーポンを発行したケースもあります。10%引きクーポンを発行することによって施策コンバージョンは23.7%、月間のR∞経由の取扱高350万円突破という成果を達成しています。

高い成果を上げた事例に共通するのは、まず何よりも、明確な目的を持って施策を打っているという点です。「優良顧客を増やしたい」「離反顧客を防ぎたい」「新規購入を増やしたい」など、店舗ごとに抱えている課題や施策を行う目的は異なります。

STORE’S R∞では、それぞれの目的に合ったキャンペーンを画面の流れに沿って入力していくだけで簡単に実施することができます。また、キャンペーンの成果もグラフィカルに分かりやすく表示されるので、結果を見てまた新たな施策につなげていくこともできます。

STORE’S R∞をぜひ活用し、より高いコンバージョンを狙っていきましょう。

アールエイト( STORE’S R∞)利用まとめ

 ヤフーの統計機能では見られない運営においての数値が見える化出来る事により、次にどのような手を打たなければならないのかを明確化する事が可能です。また、アールエイトを利用する事で、ソフトバンク会員やヤフープレミアム会員、Tポイント会員などのセグメントや出し分けが出来る事で、集中的にどの顧客を集めて、どのような動きがあったのかも検証する事が可能です。

 また自動でのクーポン配信も可能なので、ヤフーストアークリエイトPRO上で今まではクーポンを作成し配信設定していましたが、容易にスケジュール設定や出し分けが可能となりました。単に顧客へのアプローチを単一に行っているだけでは中々顧客獲得が難し時代です、セグメントに合わせて正しいアプローチを行う事で更なるコンバージョン向上を狙っていきましょう。

またこのようなヤフーショッピングの運営代行作業や、商品登録代行作業などを外注にご依頼をご検討の方も一度お気軽にお声がけください。

※こちらのアールエイト( STORE’S R∞)はヤフーショッピングにおいて全店導入出来るものではありません、担当ECに詳細はご確認ください。

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