楽天市場広告がAIで勝手に最適化?7/14開始〜RPP広告の運用が変わる!

もはや「AI」という言葉を聞かない日はないと言っても過言ではないほど、世の中ではAIに大きな注目が集まっています。とりわけ、ChatGPTが2022年11月に公開されてからのここ数年は顕著です。楽天市場でもAIの活用が進み、2025年7月14日からはRPP広告にも取り入れられています。

世の中を大きく変えつつあるAI

人工知能(AI)の研究は1950年代から続いており、現在は機械学習を特徴とした第三次人工知能ブームにあたるとされています。最近は、WordやExcelといったオフィス用ソフトにもAIが搭載されていますし、SNSにAIによって生成された画像が投稿されているのを見かけたりと、一般の人にとっても「AIの時代」を肌身に感じられる状況になっています。調べ物などの際「ググる」のではなくChatGPTをはじめとした生成AIに聞いているという方も多いかもしれません。

ネットショップの世界ももちろん例外ではなく、楽天市場でもAIの活用が進んでいます。なかでも、今回はRPP広告でのAI最適化についてご紹介します。

そもそもRPP広告とは

RPP広告とは、楽天市場で提供されている検索連動型広告です。ちなみに、RPPとはRakuten Promotion Platformの頭文字を取ったものです。ユーザーが楽天内でキーワード検索を行った際、キーワードに連動した商品が結果画面の上位などに表示される仕組みです。

RPP広告はクリック課金型となっており、検索結果に表示された時点では費用は発生せず、クリックされたときにのみ費用が発生します。

低予算から出稿でき、検索キーワードに応じて関連性の高い商品が優先的に表示されるため、効率的にユーザーにアプローチできるのがメリットです。

RPP広告の新機能「自動最適化」

2025年7月、RPP広告の新機能「自動最適化」がリリースされました。これまでもRPP広告は比較的手軽に取り組みやすい施策でしたが、新機能によってますます効率的に成果を上げやすくなったとされています。

予算配分/適用CPCの仕様変更

引用:RMSおしらせ

これまでは、1日の上限予算とCPC(クリック単価)を設定する仕組みでした。自動最適化の導入後は、システム側で自動的に配信ペースや予算配分が調整され、広告の成果に応じてより効率的に広告配信することができるようになります。

配信タイプ:自動最適化が選択可能に

RPP広告のキャンペーン設定画面に「配信タイプ」という項目が新たに追加されます。2025年10月31日までの移行期間は、これまでと同様の「手動」か「自動最適化」を選択可能となります。

なお、移行期間は現時点での予定であり、変更になる可能性もあるためご注意ください。

クリック単価の仕様変更(名称/単価/請求)

これまで設定画面では「固定クリック単価」という表現が使われていましたが、「上限クリック単価」という名称に変更されました。実際に請求されるCPC(クリック単価)も、固定単価から上限範囲内での最適単価に変更になります。最低入札クリック単価は10円で従来から変更ありません。

これにより、例えば上限クリック単価を30円と設定していた場合、10円〜30円の範囲内でシステムが自動的に最適と判断したCPCで入札が行われる形となります。

新機能で期待される効果

自動最適化によってRPP運用にかかる手間が削減できることは大きなメリットです。配信ペースの調整や優先順位の設定に悩んでいた方にとっては、システムで自動的に最適な形に調整してもらえるのは朗報と言えるでしょう。

また、固定のクリック単価ではなく上限を設定したうえでの最適単価での入札となることで、より効率的な予算の活用というメリットも得られます。

引用:楽天大学UNIVERSITY
広告効果という点では、楽天が2024年12月に行ったテストではROASが+75.7%改善したというデータが示されています。ROASとは、広告に投じた費用に対しどれだけの収益が得られたかを示す数値です。

+75.7%の改善というのは非常に魅力的ですが、金額規模や商品は明示されておらず、実際に自動最適化を導入した際に同じような成果が得られるかは分からないという点には注意が必要です。

今後のRPP追加機能

RPP広告の進化は今回の自動最適化だけにとどまりません。今後の追加予定機能案として、キーワード設定の自動化、CPC予約設定、広告配信ペースのコントロールレバーといったものが挙げられています。

引用:楽天大学UNIVERSITY

なかでも、予約設定機能は多くの店舗運営者にとって待望のものではないでしょうか。楽天のセールイベントは0:00〜23:59、20:00〜01:59など夜間や深夜に開始・終了することが多く、タイミングを指定して単価調整ができるようになればより意図に沿ったRPP広告運用が可能になりそうです。

今のところ提供時期は未定となっており、確実なことは分かりませんが、ぜひ今後期待して見守りたいところです。

楽天で活用が進むAI

RPP広告の自動最適化以外にも、楽天市場ではさまざまな形でAIの活用が進んでいます。

例えば、2024年3月から「RMS AIアシスタント β版」が提供され、商品説明文の生成、商品画像の加工、売上データの分析、問い合わせ対応用の文章生成などの支援ツールが利用可能になっています。

また、「Rakuten AI大学」ではこうしたAI機能の活用方法等の動画が公開され、Eラーニング形式で学ぶことができます。楽天市場で提供されているAI機能がどんなものか詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

AIへの取り組みは楽天市場だけでなく、楽天グループのさまざまなサービスで展開されています。2025年夏にはパシフィコ横浜で「Rakuten AI Optimism」と称したビジネスイベントが開催されました。グループ全体としてAIへの注力が感じられ、これからもさまざまなAI機能による進化が期待できそうです。

楽天市場広告がAIで勝手に最適化?7/14開始〜RPP広告の運用が変わる! まとめ

RPP広告は、楽天市場でのキーワード検索に応じて商品が検索結果の上位に表示されるクリック課金型の広告です。2025年7月より新機能「自動最適化」がリリースされ、AIによって自動的に配信ペースや予算配分を行い、より効率的に広告運用を行うことが可能になりました。RPP設定調整の手間が省けるだけでなく、広告効果も向上するとされており、期待が高まっています。今後RPP広告のさらなる進化が予定されているほか、楽天RMSでのAI活用はさまざまな面で進んでおり、これからもぜひ注目していきたいところです。

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