ショッピングモール間移行・移設とは
ショッピングモール間移行とは、楽天市場やヤフーショッピングなどのサイトから、別のショッピングモールへ移設することを言いますが、基本的には、元のデータを使って(或いはCSVを使って )移設することとなります。
大概の場合は、移設元のデータのみで移設するのが基本です。
例えば、楽天市場のCSVを利用して、ヤフーショッピングへ移行する場合には、ヤフー側で不足する項目をどうするか考える必要があります。
勿論データとしてご用意頂ければそちらへ入れますし、ご要望によっては弊社で代行することも可能です。
また、ヤフーショッピングの場合なら必須項目が不足することはありませんので、基本的には楽天市場からヤフーショッピングへの移行は、データさえあれば可能です。
モールによっては、或いは元のサイトによっては、項目選択肢(色やサイズなどの選択肢)やプルダウンなどで選択項目を追加しているなどが設定されている場合、これらも移設いたします。
特にアパレルサイトや靴などのサイズや色などのバリエーションがある場合にはこれらのは必須作業となります。
主な可能モール間移行先一覧
ヤフーショッピング
ヤフーオークション
楽天市場
楽天オークション
DeNAショッピング
アマゾン amazon
ショップサーブ
Makeshop
カラーミーショップ
EC CUBE
・楽天市場、ヤフーショッピング、Amazon、ポンパレ、DeNA、Qoo10、その他モール
・レンタルカートシステム
・ショップサーブ(正規代理店)、Makeshop(代理店)、カラーミーショップ、おちゃのこネット、Future Shop2、ワイズカート、e-shopsカート2)、その他CSV口があるレンタルショッピングカートであれば対応可能です。
オープンソース系 自社サイトカート
ECcube、opencart等
ショッピングモール間移行・移設の場合の内容
□移設を行う場合に店舗様でご用意頂くもの
・元ショッピングモールデータCSV
・モールログイン情報(作業アカウント)
基本的にはこの1点で移設が可能です。画像は元のサイトから弊社で抜きます。ページ内に複数の画像が設置されている場合でも基本的には問題ありません。
また複数ページにわたり同一のCSSなどを使われている場合はある程度内容を継承できるように弊社にてCSS書換え又は、CSSが使え無い場合はHTMLに書き換える作業なども実施可能です。
□移設を行う際に弊社ではできないこと
・移行先にて必須外の項目を埋めたい場合の必要な情報(エクセルにてご用意頂く)
・コメントを弊社にてリライトや文章を短くしたりすること
※内容によって弊社にて代行可能なのでご相談下さい。
基本的には元データを使った移行となりますので、それ以外のデータについて弊社にて作成することが難しい場合が多いです。
必須外の項目を埋める場合、例えばヤフーショッピングなどでは、metaタグを入れる部分があったり商品説明文は楽天などより分けて登録できたりと、お客様の商品ページの環境にも左右される部分ですので、移設の目的を決めて、移設作業を進めることをおすすめいたします。
最初から完璧な移行を求めると中々作業や移行そのものが進まない場合が多いのが現状です。
ECショップにおける多店舗展開とは
本来良く耳にする実店舗の多店舗展開とは、ECでの多店舗展開とは少し色合いが異なります。同じ店舗形態のお店を地域やエリアを別として出店するのが多店舗展開かと思いますが、ECでは地域やエリアがそもそもありませんので、モール別多店舗展開という言い方があってるでしょうか。本来効率的な運営を求める為に、同一の店舗の複数展開するのが良いとされているかと思いますが、ECモールの場合は意外にそのような展開がうまくいく場合は稀でどうしても、どこかの店舗が売れて、その他の店舗がメイン店舗の3割も行かないなんてお話は良く聞きます。
ECモールの複数展開では、特にお客様のリーチの幅を広げ、それぞれのモールのお客様をどのように取込むかを考えて進める必要があります、とは言えばモールの属性に合わせて商品を変えて商品登録するのは、それはそれで非効率だし、そのようなことは必要ありません。それではどのように進めていくのが正解かというと・・・成功パターンなるものは存在しないと考えております。
弊社は11年近く商品登録や店舗運営代行にて多くのお客様を見てまいりましたが、複数店舗展開に置いては、出店後の各モールの傾向が顕著に出る場合が多いので、売上の大小にかかわらず、各モールにてどのような商品や属性にて売れているのかを調査する必要があります、意外に売上が低いことでメイン以外には目もくれないお店が多いですが、それぞれのモールの特徴やお客様の動きをつかむことで、どのモールでも販売金額を上昇させるヒントが隠れています。また、徹底してモールを研究することにより、商品の個性や商品力以外でもまだまだ、テクニカルな部分で販売を伸ばすこともできるが現状です。楽天市場などでは、露出を増やすために検索ワードを埋めるなど様々な手法が各店取り入れられて実施されているかと思いますが、特に楽天市場などECモールでも成熟している市場だとテクニカルな部分だけで露出を増やすことや裏技的なものが消され広告や販売力(価格競争力)がないとなかなか露出できないという現状もあります。また広告についても同様で、楽天市場、ヤフーショッピング、自社サイトでは全く違う戦略をとって広告の流れを作らないと、売上もおぼつかなくなります。費用対効果を作るにはある程度の投資も費用も必要ですが、売上が低い店舗に何も手を加えないことで、無駄に費用も経費もかさむ方がよっぽど機会損失が大きいです。
商品登録でもそうですが、やはり常にトライ&エラーを行って、改善を行い、その上で計画と実行を繰り返すことがとても大事です。一般的に経営といわれるものがネットショップ運営にも当てはまります。ひと昔のように出せば売れる時代は終わり、売り上げをうまく作れる店舗が生き残る時代となりました。効率的に商品登録は代行に任せ、売り上げ向上させる部分を自分でどのように見出していくのか、その上で採算と損益分岐をどのように見定めるは経営判断ともいえます。時代の流れだからといってネットショップをずるずるやるのであれば、やめる決断も1つだと考えます。
是非ECでの多店舗展開を成功させるための糸口を商品登録や運営にて見出してみて下さい。
もし悩んだときはちょっとだけアドバイスさせて頂きますので、ご相談下さい。